体の浄化につながる食事方法を知っておこう

2015.03.12

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毎日好きなものを食べ続ける食事、食事が面倒でいい加減になっている、さまざまな原因で体には「アーマ」と呼ばれるものが溜まってしまいます。アーマとはアーユルヴェーダでいう毒素のこと。体内には「アグニ」と呼ばれる「消化の火」が存在するのですが、このアグニを調節することで、アーマが溜まりにくくなります。
アーマは重くネバネバしたもので、体内に溜ると腐敗していき、毒となります。体に毒が溜まれば誰もが病気にもなってしまいます。


アグニの時間帯

一日の内でアグニが一番活発に活動し出すのは、お昼前後になります。この時間帯に合わせて食事の量を決めておくことで、体内に毒を溜めにくくもしてくれます。そのため、お昼の食事は一日の内で一番量も多めに取るようにしましょう。朝:1、昼:3、夜:2くらいの比率がアーユルヴェーダでは良いとされています。
朝は1とされていますが、これは朝が排泄の時間のため、あまり食べ過ぎると体を重くして一日の活動を邪魔してしまうからです。また夜はアグニの活動が低く、食べた物を消化しきれずにアーマとなって体内に溜ってしまうので気を付けましょう。

朝にお勧めの食事方法

朝はアーユルヴェーダでは排泄の時間とされています。また、一日の活動力を上げる時間でもあるため、体を温めるためにも朝起きたら日の光を浴びて体温を上げておきます。そして顔を洗ったりお風呂に入るのもいいです。
また、朝はすぐに食事を食べずに白湯を飲んで内臓を温めておきましょう。白湯はその温かさからアグニの活動を高めてくれます。そして水という水分が排泄を施してくれるので、朝から排泄の時間へと導いてくれるんですよ。しっかりと排泄があると言うことは、体内からアーマが消化されたという事にもなります。排泄が行われれば、その後から軽く温野菜やおにぎり、味噌汁などの軽めの食事を取りましょう。

朝から排泄が無い人は

朝に排泄が無いのは、アーマを溜め込んでいる証拠でもあります。朝の排泄を上手に行うためにも、アーユルヴェーダでもお勧めしている方法があります。
日常的に食事の内容は食物繊維を多く取り入れた物を食べることが進められていますが、それでも毎日同じ時間帯に便が無い人は、夜寝る前にお腹を温める飲み物を飲んでみてください。お勧めなのは、ホットミルクに「ギー」と呼ばれるバターを少量混ぜて飲みます。ギーは無塩のバターから不純物を抜き取ったものです。自分でも作ることができますが、市販でも売られている食品で、とても体にも良く、お料理にも使える油分なので一つ持っておくといいかも。排泄は薬やサプリに頼らず、自然にできるように工夫するのが一番いいとされています。

アグニを高めていく

アグニを高めることは消化力へとつながるので、積極的に高めていきたいですよね。アグニを高めるのは、運動をして汗をかくことです。その他にも入浴で汗を流すのも良いですね。体力を消耗しすぎるとかえって体を壊しかねません。自分に適した運動を選び、大汗をかきすぎないように、その時に合った軽い運動で汗を流していきましょう。適度に体を動かすと、食事もおいしく食べることができ、アグニも働きやすくなりますよ。

2015.03.12

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記事を書いたのはこの人

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Written by トモミ

プロフィール:ちびっこヨガインストラクターとして毎日ヨガ漬けの日々を送る。 体を動かすのが大好きだけど、食べる事も大好き。 休みがあればカメラ片手に町に行ったり山に登ったり。