つけっぱなしで睡眠をとるデメリットがすごい…絶対に電気は消して寝よう!
「なかなか疲れがとれない」「眠くて朝起きるのがつらい」そんな慢性的な睡眠不足に悩まされていませんか? 眠ることが大好きな人は多いと思うのですが、眠るべき時間に眠れずにつらい思いをしている人も多いですよね。最近では4割を越える人が不眠症の疑いがあると言われています。睡眠薬を飲まないと寝付けない、と苦しんでいる人もいるようです。
ところで、電気をつけっぱなしにして眠ることは不眠症にも繋がることをご存知でしょうか? 明るい部屋のまま眠ってしまうことは、ほかにもたくさんの弊害があります。ここでは電気をつけっぱなしで眠ることのデメリットをご紹介します。
不眠症になる
睡眠に関わっているのは「メラトニン」というホルモン。灯りをつけっぱなしで眠ると、このメラトニンの分泌が少なくなり、睡眠の質ががくんと下がります。これは、スマートフォンの灯りや豆電球でもいえること。
灯りをつけて眠る人は、真っ暗ななかで眠る人に比べてメラトニンが5分の1しか作られないそうです。昼間に電気や太陽などの光を浴びるとメラトニンの分泌は減り、夜になると分泌量が増えるというのが基本的な身体のスタンス。睡眠不足の人はちょうど眠るときに「メラトニン」が作られなくなってしまっているのです。
太る可能性が高くなる
メラトニンが減ることで肥満になるリスクも高まります。明るい部屋と暗い部屋で眠る女性の体型について調べると、明るい部屋で睡眠をとっている女性のほうが肥満度が高くなり、ウエストや太もものサイズも大きくなっているそう。
気になるお腹周りや腰周りの脂肪をなくしたいのなら、毎日きちんと電気を消し、まっくらな状態のままでお休みする必要がありそうです。
不妊症にもつながる
また、電気をつけたままで眠ることで不妊症にも繋がりやすくなります。卵子を守る役割をするのが、メラトニンだからです。部屋が明るく、きちんと暗い状態でないとメラトニンが不足し、妊娠のできる卵子をキープするのが難しくなってしまいます。寝るときはきちんと電気を消して、8時間はたっぷりと眠りましょう。
癌になるリスクもアップする
さらにメラトニンは、癌を抑制させてくれるホルモンでもあります。このメラトニンが少なくなると、癌になる確率もアップします。
昼間に働く看護師と、夜勤だけの看護師ではその差は歴然。2.9倍もの確立で乳がんのリスクがアップするそうです。また、昼間も夜間も両方働く看護師でも乳がんの発生率は1.8倍。暗くすることと、眠ることはとても大事な要素のようです。
というわけで、面倒くさいからといって消すのを忘れずに、真っ暗なお部屋で気持ちよく眠りましょう!