心に余裕がなくなった時は自分を知るチャンス

2015.02.14

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中身も見た目も可愛い女子になりたい! そう思って決めた自分との約束を持続するのは難しいです。
きっとこんな女の子だったら、彼にずっと好きでいてもらえるはず! と考えても、自分自身いっぱいになりすぎてパンクしてしまったら意味がありません。反対に、心に余裕を持つことができれば、大抵の事はクリアできるものです。でも私たちの心は凄く繊細で、傲慢にできているから、無意識に自分が一番可愛いという選択を取ってしまうのです。もし心に余裕があれば、自分と相手の最も良いであろう選択をできるはずなのに、どちらかに重心は傾いていくのです。
「こんな女の子だったら、彼ともきっと毎日楽しく幸せにすごしていける」という理想は多分女子が持ちやすい感覚だと思います。でもその思いの根本を分かっていなかったら、上に上に積み重ねた思いが高ければ高いほど、崩れたときの衝撃は大きいでしょう。
今回は心の余裕の持ち方、そして自分を大切にする方法をお話したいと思います。


心に余裕がない時は、不安要素がある時

心に余裕がない時は人の言葉も耳に入らず、優しくできない自分に自己嫌悪さえ抱くようになります。ですが反対に、心に余裕がある時は相手に優しくしたい気持ちでいっぱいになりますよね。
私たちの行動や思考は心があってのもの。ですから優しくしたいのにできないと思ったのなら、なぜ自分はこんなにも余裕がないのだろうと考える事が必要です。そして、自分の心の不安要素があるならばそれを改善するように動きましょう。もしそれが自分ではどうにもならない事なら、時が来るまで忘れる事です。心に余裕がないまま物事を進めていくと最悪な結果になるに決まっているし、納得が出来ないまま時間だけが過ぎていってしまうのです。その不安要素と自分自身見つめ合うことが、この嫌な連鎖を断ち切る一番の方法です。
「行くとこまでいっちゃえ」的な考えは身を亡ぼすということを分かっておきたいです。

自分を大切にすることで相手も大切にできる

よく自分が変われば相手も変わる、という言葉がありますが、筆者はこう思います。
「自分が変わり違う見方ができたから、相手が変わったように感じる」、と。確かに、自分が変わったことで相手に何らかの変化が本当に起こる場合もありますが、この時点で相手が変わること前提に物事が進んでいっているので「give&take」となりますよね。
「give&take」が悪いとは思いません。でもこの場合について言えば、いつか歪みができてしまうだろう……とも感じます。
先ほども書きましたが、人の心は繊細で傲慢にできています。ですから無意識に自分の世界が中心だという考えが、誰しもに備わっているのです。私たちはその集まりで共存生活をしているのですから、我欲がでて当たり前なのです。でも自分を大切にするという事は、自分を一番に可愛がることではなく、自分を理解することなのです。
心の変化にもっと敏感になること、でもその敏感さを相手に求めないこと。助けて欲しいぐらい心がいっぱいになっても、最終的に自分を助けられるのは「自分自身」だからです。

自分を大切にできる事で相手も大切にできる、心の余裕も取り戻せる……。心は繊細だからすぐに足を引っ張られるかもしれないけど、こんな自分も悪くないという気持ちで自分を否定しないことが、自分の世界を上手くまわす秘訣だと思います。

2015.02.14

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記事を書いたのはこの人

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Written by 木村 比音(なお)

『愛』が人生のテーマ。 特技は本の世界に入り込むこと。 女の子は恋して夢みていい生き物なのです。 素敵女子目指して日々空想中。 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子