人から劇的に信用を失う、やってはいけないこと~信用座布団を失わないで~

2015.01.21

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「信用座布団」という話を、聞いたことがありますか?
某長寿番組のように、人は心の中で人に対して、座布団をあげたり、没収したりしています。
「この人は信用できるなぁ」と思えば、心の中で一枚座布団をあげてるのです。そして逆に「こんな事をする人だとは思わなかった。がっかりした」と思えば、その人にあげていた座布団を没収します。
そんな中で劇的に「信用座布団」を失う地雷というのがあります。今日はそんなお話です。


SNSでの間接的な愚痴、不平、非難

本当に残念なお話ですが、こういう事をする方はよくいます。これをやられた側の精神的なショックは、半端なものではありません。
言いたいことは直接本人にいいましょう。SNSやメールで言いたいことをぶちまけても、誰にも伝わらないです。そしてそれに対する謝罪を求めるなど愚の骨頂です。
もしこの地雷を踏んで、相手に無視されたなら「あなたの株をこれ以上下げたくない」という相手側の思いやりです。常識のある大人は、こういう行為をスルーします。
その相手が神がかり的な優しさと慈愛でもって、その不満について対処してくれたとしても、それはあなたの株を下げているだけです。これに気づかねば、結果的にあなたは本当に損をすることになります。傍観している人達からのあなたへの信用は、劇的になくなっています。
ネット上での交流はあくまでフェイク。面と向かってのコミュニケーションができない人間は、「コミュニケーションができない人」だというレッテルが貼られても文句は言えません。可哀想な子だと思われる前に、ご自身の心の在り方を見直してみてください。

人の大事なものを理由に、自分のエゴを通す

人には譲れない、大事なものがあります。子どもだったり、夢だったり、仕事だったり、家族だったり、趣味だったり、恋人だったりします。それを理由に人を貶めるような行為をしている人は、「信用座布団」を大量に失うことになります。

例えば会社で社長から、とあるライヴのプレミアチケットをもらったとしましょう。部内で希望者がもらえることになりました。ペアチケットです。
A子さんは子持ちです。B子さんはお一人様だとしましょう。二人ともチケットが欲しいという時に、B子さんはできるだけ人がいる場所でこう言います。

「A子さんは旦那さんもお子さんもいるし、行くの難しいですよねー? いつも大事にされてるし」

B子さんは、A子さんを気遣っているという“てい”で発言をします。
いや、こういう人、本気でいますから。
こんなことされたら、A子さんは遠慮するしかないですよね。
こんなことをしたら、最後です。自分のエゴを貫くために、相手の大事なものをダシにする人間は「信用座布団」全没収の刑です。
周りの聴衆もわかる人はわかるので、結局B子さんは劇的に周りから貰っていた「信用座布団」を失います。

いかがでしたでしょうか?
二つのパターンは、両方とも自分の味方を増やそうとした行為ですが、結局は裏目に出てしまうのです。
人間はバカではないので、どの程度その人が自分のために動いているのかを敏感に察知します。つまり本当に他人の為に働いている人間は、ちゃんと評価されるようになっているのです。
その場の空気を制することが全てではないし、一瞬垣間見えたエゴがすべてを壊すことだってあるのです。肝に命じたいものですね。

2015.01.21

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記事を書いたのはこの人

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Written by 立羽あさぎ

広島の山奥にある大学を卒業後、上京。 着ぐるみのスーツアクター、俳優・声優として活動後、エステティシャンとなる。 現在は、都内で劇団『タカラサガシゲキ団』の代表として、脚本・演出家として活動中。 オフに楽しむ梅酒と枝豆が何よりの至福。 暴走系ひきこもり女です。ご贔屓にどうぞ。