人間の機械化!?「~らしさ」を目指さず、『WHAT』と『HOW』で考えよう!
私たちをとりまく「~らしさ」といえば、女らしさ、大人らしさ、アラサーらしさ、キャリアウーマンらしさ、嫁らしさ。「~らしさ」の内容は暗黙の了解。例えば女らしさなら、可愛げがあり、素直で、こまやかなこと。女らしさに反すると可愛くないと言われたり、自分でも落ち込むものです。
この「~らしさ」って一体誰が決めたんでしょうか。実は政治戦略だと知っても、あなたは世間のいう「~らしさ」に合わせた生き方を続けますか?
実は政治の思うつぼ!?「~らしさ」は人間の機械化
可愛げがあり、素直で、こまやかなのが女らしさ。実はこれ、長年の歴史で植えつけられた、男から見た都合のいい女性観。男にとって可愛い女はグッとくるし、素直なら扱いやすいし、こまやかなら身の回りの世話を丁寧にしてくれる。どの男も求める共通の「女らしさ」を固定化したものに過ぎないんです。
このように世間のいう「~らしさ」とは、周囲の目線で都合よく決められたもの。細かくいうと、社会がうまくまわるように決められた概念。「~らしさ」の概念を植えつけて人々を一般化すれば、政治が行いやすいのです。ちなみに国が違えば「~らしさ」の概念も異なります。普段振り回されていることも、実はたったそれだけのことなんです。
「~らしさ」が個性を消す
とはいえ私たちは、「~らしさ」に翻弄されますよね。女らしくありたいと思い、女らしくあるための努力を重ね、振舞う。実際、「~らしさ」に合わせるのは楽でもあります。考えなくてもイメージは出来上がってるし、周囲とも穏便にやれ、世間的にカッコイイ自分でいられる。
しかし「~らしさ」に合わせるということは、世間一般のイメージに合わせるということ。つまり、個を消すということです。そのままでは、自分の人生を生きることができません。
自分にWHATとHOWで問いかける
個を活かしたい、自分の人生を生きたいと思うなら、「~らしさ」に振り回されるのは、もうやめましょう。とは言っても、突飛なことをやれというわけではありません。WHATとHOWを使い、自分の頭で考えて見ましょう。
例)自分にとって女とは何か?自分はどう女を楽しみたいのか?
このように物事に対して、自分にWHATとHOWで問いかける。そこで出た答えが、自分の人生を生きる道に繋がるのです。
証券の営業を経て、現在フリーライター&子育て中。読書、写真、旅、お酒、哲学が好き。「哲学=アート。自由▽ オリジナリティー▽ 実験的に物事を考える。」がモットー。