毛布を出したはいいけれど……毛布が上? 布団が下? あったか毛布の正しい使い方

2014.12.27

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

寒い季節がやってきました。もはや眠る時には毛布が手放せませんね。凍えるように寒い部屋のなかで、あったかい布団や毛布にくるまりながら眠りにつくのは最高に気持ちがいいものです。できることなら「もっとあったかく!」「足の先まで冷やしたくない!」と思う人も多いのではないでしょうか?
そこでここでは、快適に睡眠時間を過ごすための、一番あったかな布団のかけ方についてご紹介します!


あったかステップ1:羽毛布団は直接身体に触れさせる

毛布を取り出してきたときに「毛布は布団の下がいいの? それとも上にかぶせたほうがいいの?」と首をかしげる人もいるでしょう。かけ布団の上に毛布をのせるのが、正しい毛布のかけ方です。
一見したところ、あたたかい毛布の上に布団をかけたほうが温まるのではないかと思いがちですが、実際はその逆です。羽毛布団は体温によって広がります。羽毛が広がることで布団の厚みが増し、保温性が高まるのです。よって、羽毛布団は直接肌と触れさせるのがベスト。身体の上に羽毛布団、その上に毛布という順番が鉄則ですよ。
※毛布の上に羽毛布団をかけると、布団がズレて床に落ちてしまうということも。「毛布は布団の上」を忘れないようにしてくださいね!

あったかステップ2:効果を倍増させたいなら

「布団の上に毛布をかけているのにそんなにあたたかくない……!」と不満な人は、毛布を身体の下に敷くようにしましょう(つまりベッドシーツの上に毛布をかぶせる状態になります)。寝ている間に身体から出された熱を毛布が受け止めてくれるので保温効果がばっちり。また、身体の上は羽毛布団で覆われているので、あたたかさが倍増します。

あったかステップ3:さらに寒くなったら

ステップ2のやり方でも「寒くてたまらない!」という寒がりな方は、さらに羽毛布団の上に薄い毛布を重ねましょう。つまり下の層から「シーツ→毛布→身体→羽毛布団→薄い毛布」という構造になります。毛布で体をサンドイッチされている状態にまですると、こたつのように温かく、湯たんぽいらずですよ!

ただし、毛布の素材によって位置が変わる

ステップ1で「毛布は必ず羽毛布団の上にかけること」とお話しましたが、毛布の素材によって毛布をかける場所は変わります。アクリル、マイクロファイバー、ポリエステルなどの化学繊維は吸湿性がほとんどなく、身体と触れさせても吸湿性がほとんどないので羽毛布団の上にかけましょう。
一方で、ウールやカシミア、シルクなどの毛布は羽毛布団の下に敷いてください。これは羽毛布団よりも毛布のほうが吸湿性が高いので、いっそう温かく感じられます。

もっともあったかい理想的な布団のかけかたは、「シーツ→超軽量毛布→身体→羽毛布団」だそうです。正しい毛布の使い方を知って、ホットな夜をお過ごしくださいね!

2014.12.27

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

記事を書いたのはこの人

Avatar photo

Written by 小林リズム

91年生まれのライター/コラムニスト。 IT系メディアの広告や編集者を経てフリーライターに転身。 育児系インフルエンサーとして「ゆるい育児」に関する話題を発信中。 コラムでは婚活・ママ・子育てのジャンルをメインに執筆。 ブログ:http://kobayashike.com/ インスタグラム:https://www.instagram.com/kobayashirizumu/ note:https://note.mu/uchidareiko