寒い時期、寝る前のちょっとしたコツで差がつく良質な睡眠のポイント
気温が下がってきて、朝起きるのがつらい時期になってきましたね。寒くなってくると、朝起きたら冷えて肩が凝っていたり足が冷たくなってしまっている経験はありませんか?
冷えが原因だったりして、良質な睡眠が取れないと美容にもよくないですよね。
冷えとりがブームになっていますが、整体師さんなどに話を伺うと単純に靴下を重ねばきしたり、暖かい飲み物を飲んだりすればいいというものではないようです。人によっては、脚を暖めると上半身が熱を逃がそうとしてのぼせてしまう方もいらっしゃるとか。自分の体質にあった方法をとらないと、なんでも暖めればいいというものではないそうなのです。
内蔵が冷えなていないように認識させる
とにかくまずは脚を冷やさないようにと言われていますが、東洋医学の考え方だとまた違うアプローチもあるそうなんですね。
凍傷になった時に手足から凍ってしまうように、命にかかわるような事態になったときの人間の体は、脳と内臓を優先的に守って末端は後回しになるようにできています。ですから、脚が暖かいと脳は内臓を暖める必要がないと判断してしまうそうなんですね。逆に、脚が寒いと体は生存本能で脳や内臓を暖めようとしてどんどん手足が冷えるそうです。
頭でイメージしようとすると少し難しいかもしれませんが、内臓と脳の付近が冷えていないということを脳に認識させてあげる方が、冷えには効果的というアプローチもあるとのこと。
簡単な方法としては貼るホッカイロをみぞおちの下くらいに貼ってあげることと、首の後頭部をホットタオルなどで暖めてあげることだそうです。レンジでチンして繰り返し使えるタイプのものも増えてきているので、試してみるのもいいかもしれません。
肩こりケアで安眠へ
また、肩こりや腰痛に悩んでいる人も仕事中の筋肉や精神的な緊張をほぐしてあげるために肩周りや首、お腹をしっかり暖めてあげてから眠ることはとても効果的だとか。逆に、寝る直前までスマホをいじっていたりすると脳がずっと緊張したままで安眠できなかったり、肩こりや首のねじれの原因になってしまうそうです。
ポイントは内臓と首回り、そしてリラックス。ベッドに入ってよくお腹と首回りを暖めてあげて、好きなアロマを焚いたり、加湿器もかけて部屋を暖めてあげながらいやなことを思い出すのではなく思いっきり楽しい想像をしてから眠ると翌朝のスッキリ感が全然違うそうですよ。
昔からある腹巻や湯たんぽなどもちゃんと理にかなっているそうです。
もちろんあくまで民間療法であり、効果を保証できるものではありません。冷えの裏に深刻な病気が隠れている可能性もあるので自己判断は禁物です。また体質によって個人差があり、ひとりひとり違うので一概には言えませんが、一生懸命脚を暖めてみても効果がなかったという方は、上半身を意識して暖めてみる方法も試してみてもいいかもしれませんね。