毒素が溜まっていませんか? 老廃物を排出する大事な部分
肌荒れや便秘など、なんだか体の毒素が溜まっていると気づいたら、もしかしたら老廃物を排出する機能が低下しているのかもしれませんよ。老廃物が溜まると、皮膚が荒れるだけでなく、疲労感や倦怠感もでてきてしまうので、注意が必要です。
盲点かも? 大事な臓器はここ
生命維持にもっとも大事な臓器は肝臓です。「肝心!」という言葉のとおり、肝臓は人間にとって重要な働きをし、普段の行動や食生活でも肝機能が低下する恐れがあります。肝臓は摂取したそれぞれの栄養を所定のところに供給し、体内を調整している臓器でもあります。その肝臓の機能が低下してしまうと、せっかく摂取した栄養も体内にいきわたらなくなり、体内の循環機能が上手に働かなくなってしまいます。ですから、肝臓はとっても大事な臓器なんです。
肝機能の低下で毒素が溜まる
肝臓の働きは、代謝機能と、解毒機能と、胆汁合成の3つがあります。代謝機能は、食べたものを分解したり、吸収します。それぞれの栄養が所定の場所に供給されることで、筋肉になったり、脳への栄養になったりしてくれます。また解毒機能とは、いらないものを外へ排出する働きです。肝臓がしっかり働くことで、やっと便の排出が行われるんですよ。そして胆汁の合成は、上記の作用を助ける作用です。胆汁は脂肪の消化吸収に欠かせない消化液として働き、もし胆汁が合成されなければ、代謝機能も解毒機能も上手に働きません。それぞれの働きがとても大切なのが分かりますよね。
肝機能が低下する原因
さまざまな原因がありますが、まず、油っぽいものや甘いものの食べすぎにより、肝機能が低下します。そもそも油っぽいものや甘いものばかり食べている人は肥満が多いのも、上記の3つの作用が働いていないからです。余分な脂肪は、肝臓で中性脂肪として作り変えられてしまうので、その中性脂肪が全体に運ばれ、あちこちに余分な皮下脂肪が付いてきてしまいます。また暑さに耐えかねてビールを飲んだり、アルコールの量が増えている人も危険です。アルコールも肝臓で分解されますが、多量になると中性脂肪として蓄えられてしまいます。また、ダイエットのしすぎも注意が必要です。偏った食生活により、必要な脂肪がなくなると、肝臓に中性脂肪が溜まってしまい、肝機能が低下してしまいます。どんどん代謝が悪くなってしまうんですね。これらの事を頭に入れ、気をつけて生活してください。
肝機能をアップする食べ物
効率的に肝機能をアップさせたいなら、タウリンの摂取が有効です。タウリンはアサリなど魚介類に多く含まれ、肝臓の働きを良くしてくれます。とくに解毒作用を向上させてくれるので、体内に溜まった毒素を排出してくれますよ。なかなか摂取することの少ない魚介類ですが、豊富にタウリンが含まれているので、タコやイカ、さらに牡蠣やホタテなんかを摂取してみてください。一番簡単なのは、アサリをお味噌汁にするのがいいかも知れません。ぜひ、試してみてくださいね。