むくんでいるのにお腹が空いてしょうがないのはなぜ?
体がむくんでいるのに、空腹でどうしても食べてしまうってことありませんか? むくんでいる時ってこれ以上むくみたくないからと、食事を控えたりしている人もいるかもしれませんが、その空腹、実はむくみと関係あるかもしれません。
水分を欲しがっている
むくみの原因は体内に水分が溜まっている時ですが、体液の塩分濃度を調整するために体に水が溜まりやすく、体がムンっと大きくなったように膨らんでしまいます。塩分の取りすぎや糖分の取りすぎでむくみが生じることがありますが、それ以外に水分がただ足りていない時にもむくみが生じます。体が水分を欲しがっているのに、それに気づかずむくみを気にして水も食べ物も食べないと、そのむくみは取り除けませんよ。
空腹感は水分が欲しいだけかも
食事をしっかり取ったのに、空腹感を感じた場合、それは体が水分を欲しているからかもしれません。むくみがひどい時に水分を取らない人がいますが、そのために体内に十分な水分がいきわたらず、体が水分が足りない! と信号を出してきます。それが空腹という感覚で伝わり、喉が渇いていると気づかない事があります。空腹感を感じた時には、一度お水を飲んで様子を見てみてください。またカリウムの多い野菜を食べると体内の水分が回りやすく、むくみを取り除きながら、喉の渇きも癒してくれますよ。
水分は必要、でもがぶ飲みは厳禁!
むくみを取るために、たくさん水分を取るのは良いのですが、一気にがぶ飲みしても意味がありません。水に含まれるミネラル成分は、一気に取り入れてもすぐに吸収されず、余ったものはそのまま尿として流れてしまいます。体内の水分循環をよくし、むくみを取り除くためにはゆっくりとこまめに水分補給をする事です。
また食事中などにたくさんの水を飲むのもよくありません。食べ物と水分を一緒に取ると、逆に水分が体内に溜まりやすくなってしまいます。食事中の水分は食事に含まれる水分でも十分補給できているので、食事が終わって次の食事の間に、こまめに水分補給すればちょうどよく体内でミネラル吸収を行うことができます。
寝る前や朝の水分補給
朝起きてむくみを感じている人はいませんか? 寝ている時は結構汗をかきます。水分が足りていないと体が水を溜め込もうとしてむくみに発展してしまいます。夜は寝る前に少し水分を取っておくと、寝ている間の汗の分が補給でき、朝のむくみも軽減することができます。また夜ずっと水分を補給できなかった体に、朝もしっかり水分補給しておけば、むくみの原因を作らずにすみます。
水分を取っておけば代謝機能が上昇
体に水分が不足するだけで、ミネラル不足によって代謝機能が下がります。代謝機能が低下することで、体液から流れ出た水分がそのまま体に停滞し、むくみを生じさせてしまいます。代謝がよくなることで、流れ出た体液が血液に戻り、しっかりとミネラルは体に吸収され、不要な水分は対外へ排出されるという段階を踏めることになります。水分不足が空腹感を与えるのは、このミネラル不足が原因でもあるので、水分はこまめに取っておきましょうね。