良質なデンプンをとろう! 良質な穀物が取れるランチメニュー

2014.07.02

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「デンプン」というと何を思い浮かべますか? たぶんイモ類などの穀物だと思いますが、特にジャガイモが思い浮かぶかもしれません。ジャガイモは熱にも強い良質なビタミンCが取れる、優れた穀物です。その他、お米もデンプンを含んだ穀物です。どちらも炭水化物ですが、精白した砂糖や果物などの果糖にくらべ、体内への吸収がゆっくりと行われるので、健康的な糖類として分類されます。


注目したい良質なデンプンを持った穀物

お米やジャガイモなどの穀物もとても良質なデンプンですが、そのほかにも注目したい良質なデンプンを持った穀物があります。
ひとつは、蕎麦粉。ブドウ糖の結合物質で、ヘルシーなので体にとても良い穀物です。もうひとつの良質なデンプンを持った穀物は、ジネンジョです。良質なデンプン意外にも酵素成分であるアミラーゼが含まれているので、消化や吸収に良い食べ物のひとつです。日本では食べ物として食しますが、中国などでは漢方として薬のように扱われていたりします。

蕎麦粉のデンプン効果とは?

蕎麦粉のほとんどの成分はデンプンでできています。もともとデンプンは消化や吸収が良いのですが、蕎麦粉のデンプンはちょっと違います。炭水化物でもある蕎麦粉ですが、お米や小麦と比べると、血糖値の上昇数値であるGIが極端に低くなっています。お米と比べると、約半分くらい違うんですよ。その理由は、蕎麦粉のデンプン質が難消化性デンプン質でできているからです。文字通り消化が難しいという意味ですが、体内での消化や吸収が行われにくいといわれており、小腸で吸収されず、なんと大腸にまでデンプンが運ばれていきます。要は、吸収過程において、糖に変換されずに消化されてしまうのです。そのため、蕎麦粉はお腹を満たしてくれるのに、血糖値もあがらず、ヘルシーな食品として女性には得にお勧めしたい食べ物です。

ジネンジョのデンプン質の良さって?

もともとデンプンは熱を加えることで消化しやすくなりますが、ジネンジョ(山芋)のデンプンは、消化酵素であるアミラーゼが含まれているので、デンプンの消化を助け、熱を加えず生で食べることができます。そのことから、ジネンジョはとても良質な穀物といわれています。このアミラーゼは消化吸収を助ける成分として、非常に活躍してくれます。食べすぎによる消化不良も、ジネンジョを食べていれば、消化剤としての効果が働いてくれるため、胃腸内での負担を軽減してくれたり、食物繊維の多い食べ物をあまりかまずに飲み込んでしまっても、しっかりと消化吸収を助けてくれるなど、優れた成分です。しかし、気をつけたいのは、アミラーゼは熱に弱いので、なるべく生で食べると効果があります。

お勧めのランチはとろろそば

お蕎麦とジネンジョの相乗効果で、健康になってみましょう。蕎麦にはデンプンだけでなく、ミネラルもたっぷりと含まれています。亜鉛やカリウム、ビタミンB群など。さらに食物繊維も豊富です。そこにジネンジョをプラスすれば、蕎麦粉特有の消化の悪さを助け、両方に含まれる食物繊維やカリウムにより、便秘もすっきりです。また、疲労回復にも良いので、これからの暑い季節にぴったりなランチメニューではないでしょうか?

2014.07.02

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記事を書いたのはこの人

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Written by トモミ

プロフィール:ちびっこヨガインストラクターとして毎日ヨガ漬けの日々を送る。 体を動かすのが大好きだけど、食べる事も大好き。 休みがあればカメラ片手に町に行ったり山に登ったり。