「好きなことを仕事にすると嫌いになる」って本当? 5つのリスクから検証! その1

2014.03.11

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好きなことを仕事にすると、嫌いになってしまうのが恐い」と考える人は、多いですよね。主な“仕事にすると嫌いになるリスク”として、「利益追求になる」「顧客のニーズに合わせないといけない」「地味で目立たない努力をコツコツする」「ルーティーンに変わる」「自分の至らなさを痛感する」の5つがあります。
かくいう筆者も同じ恐怖を抱きましたが、好きなことを仕事にした今、それは間違いだったと言えます。好きなことを仕事にすると、もっと深く好きになれる……むしろ“愛”になります。
実際に好きな仕事をすると、5つのリスクをどう捉えるのか、ご紹介します。


1:利益追求に偏る

好きを仕事にと考えると、ここを嫌がる人は多いですよね。筆者も、利益追求思考が薄い方です。
ほんとうに好きな仕事の場合、利益追求でも可能な限り“WIN-WINの関係”になるよう、試行錯誤します。利益追求だけでは、仕事がうまくいかない(反響も成績も上がらない)のも事実です。
結局“共感やリアリティ”がないと、人は動きません。そのため、必ず自分の気持ちも大切にし、自分のWINも上げるよう努力します。
また、好きなことを仕事にすることで、“利益のイメージ”も変わりました。それまではお金や利益って、マイナスなイメージが強かったもの。好きなことを仕事にすることで、「プロの仕事の対価として、自分の仕事を大切にするため大事」と思えるようになりました。

2:顧客ニーズに合わせないといけない

お客様あっての、仕事。自分の好きなことばかりは、できませんよね。
逆に考えると、好きなことの視野を広げるにはチャンスです。誰しも、自分1人の視点だけでは狭過ぎます。顧客の違う視点やニーズを取り入れることで、仕事力全体の向上に繋がります。
また、“好き→嬉しい”だけでなく、“好き→喜んでもらえた/誰かの役に立てた→嬉しい”と、喜びの感情に深みも出ます。“喜んでもらえて嬉しい⇔もっと広い視野を持とう”の好循環が生まれます。

3:地味で目立たない努力をコツコツする

どんな仕事も、地味で目立たない努力をするもの。とはいえ好きな仕事だと、地道な努力は苦になりません。
例えばライター業は、PCの前でカチカチカチ……っと、毎月何万字も延々と文字を打ち続けます。1文字の語句の修正など、その作業も細かく緻密。それでも苦にはなりません。首と肩は大変苦ですが……。
逆にここが苦になるようなら、“ほんとうに好き”ほどではないのかもしれません。

<その2へ続く>

2014.03.11

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/