【快適な睡眠のために。vol.5】あなたの睡眠時間は? 一番質の良い睡眠を手に入れるには?
あなたは毎日何時間寝ていますか?
筆者は小さい時から「息してないかと思ったよ」と言われるくらい、よく寝る子でした。だからと言って快適な睡眠を手に入れているかといえば、そうではありません。体のダルさがとれていなかったり、ダラダラ寝てしまって後悔したことは数えきれません。
一体どれくらい寝るのがベストなのでしょうか?
なんで人は眠るのか?
1つは「脳と体の疲れを取り除く」ためです。日中の生活で、人はエネルギーをどんどん消耗していきます。睡眠をとることで消費した分のエネルギーを回復させ、疲れをとる必要があるのです。
2つ目は「ストレスを取り除く」ため。知らず知らずに溜めている心の疲れを解消しているといった感じでしょうか?
最後の1つは「ホルモンを分泌して再生する」。睡眠中には成長ホルモンやメラトニンなど多数のホルモンが分泌されます。それらによって、肌の再生や、成長を助けているんです。
睡眠は心身の健康を保つうえで、非常に重要だということです。
睡眠が昼間のパフォーマンスに影響する?
夜にしっかりと睡眠をとらないと、日中の活動に悪影響を及ぼすことは皆さん身をもって体験されているのではないでしょうか?
仕事中に眠気を感じたり(最近では昼間に眠たくなるのは体が健康のために要求していることという論文も発表されていますが)、集中力が切れてしまう、気力や充実感を感じないなどなど。これらは夜にしっかりと疲れをとるだけの睡眠がとれていないからと言って間違いないでしょう。
また睡眠には「今日起きた出来事を整理し、記憶に残す」という役割もあります。睡眠が足りていないと前日の仕事や入ってきた情報を整理できていないために通常より脳を使うことになり、疲労感が2倍になるといっても過言ではないでしょう。
質のよい睡眠をとるためには、どれくらい寝たらいいの?
睡眠時間によって、学術的には3つのタイプに分かれます。6時間未満の人はショートスリーパー、6~9時間はバリュアブルスリーパー、9時間以上はロングスリーパーです。
どの睡眠タイプが優れているというものはありません。ナポレオンやエジソンはショートスリーパーでしたし、アインシュタインは毎日12時間寝ているロングスリーパーです。
その人のおかれている環境によって、適した睡眠時間は変わってくるということ。ストレスを溜め込みやすい人は長く寝ますし、楽天家の人は短くてよいのです。
自分に適した睡眠時間を探ることが大切です。
方法は簡単。
睡眠時間とその日の気分や仕事の進み具合を記録するだけです。しっかり眠ることができていたら、その日の気分は前向きで仕事もはかどっていたはず。1~2週間記録すれば、自ずとあなたにあった睡眠時間が見えてくるのです!
スマートフォンやテレビなど、睡眠に悪影響を及ぼすものが世の中には溢れています。しかし! 寝ることは本当に大切です。自分の中でルールを決めて、しっかりと体が求めている分寝るように心がけましょう。睡眠時間を見直すことで、あなた自身も変わることができるかもしれませんよ。