「もうモテなくてよくない?」モテより楽しいことがある! 自己満足女子がキラキラしている理由

2014.02.18

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「○○モテ!」「愛され××」そんな見飽きた言葉にうんざりしている女子も多いのではないでしょうか?
筆者もモテについて調べたり、愛されガールの心得という本を立ち読みしたりしていたのですが、もうおなかいっぱい! ていうか疲れた! モテていったい何になるの!?
……というわけで、今回のテーマはずばり「もうモテなくてよくない?」。モテの呪縛から解放されて我が道を突っ走る、キラキラ女子ふたりにお話しを聞いてきました!


「モテたって幸せにならないって体感しました」

元モテ子(現在28歳)のM子はこんなことを話してくれました。

「エビちゃんブームのときに便乗して、パーマかけて花柄スカートとか履いてました。確かに合コンでは全員から連絡先を聞かれて誘われるくらいモテたけど、だんだんバカらしくなってきちゃって。“すごーい”“おもしろーい”っていうリアクションがウケるのは最初だけ。それで喜ぶ男も薄っぺらいけど、それで媚びる自分も薄っぺらかったなぁと。だから付き合ってもすぐ飽きられたんだと思う」

▽ M子は今、ネイリストとして自分のお店を経営しています。

“モテ”を引退したきっかけってあったんですか?

「飽きたんです。告白されてなんとなく付き合って……っていう浅い恋愛を繰り返しているうちに“モテ”に飽きて、もういいやって。それでお店を始めたんです。そしたら“モテ”なんかよりずっと楽しくて(笑)。これでも昔は恋愛体質だったんですよ!」

▽ お店を始めてから数か月過ぎた頃。M子はまったく恋愛対象外の友達だった男性から“正直なところが好き”と告白されました。付き合って1年半になるそうです。

「いくらモテたって付き合う相手はひとりだし、万人受けなんてくだらなかったなって。“モテ”で幸せになんかならないって体感しました。もちろん“モテたい!”って研究してたことが今の接客の仕事にも役立ったりはしてるけど(笑)。でも恋愛は接客じゃないから……」

▽ ざっくりニットにジーンズ姿、サバサバ口調のM子からは、花柄スカートだった時代が想像できません。女性が憧れるような芯のある魅力的な女性です。

「“モテ”自体が究極の自己満足だと思います」

攻めの服装にガッツリメイク&茶髪ギャルのA子(20歳)。都内の大学に通い、趣味でDJの勉強をしています。

「まつ毛エクステとか、カラコンとか派手なネイルは男が引く! っていうコラムってよくあるじゃないですか。ああいうの見るたびに“関係ないのになぁ”って思います。なんでもかんでも男受けするためだと思われていますよね。あれって的外れだと思う」

“モテようとしている女の子はくだらない”ってことですか?

「いや、私はモテが悪いとは思ってなくて。そもそも“モテ”自体が究極の自己満足だと思います。人に好かれたいっていうよりも、色んな人から好かれて自分で満足したいって話じゃないですか。そういう人って、ひとりの人にモテるだけじゃ満足できないから、いろんな人にトラップかけるんですよ」

“モテること”が趣味みたいな……。

「そうですね。でも“モテ”に夢中になっている女子は趣味だってことに気づかないんです。ゴールが見えないから、どんなにモテても自分の気持ちが満足できないんですよ。“もっと良い男がいるはず! 私モテるし!”って変な自信だけがついて理想がどんどん高くなってく。自分らしさを抑えてモテ枠にはまって大量生産された女子が、良い男に好かれるわけないのにって思いますね」

自己満足女子が教える大事なコト

ふたりの話を聞いてわかったポイントは大きくわけてふたつありました。

ポイント1:モテてもたいして幸せにならない
ポイント2:自分を満足させるほうが楽しい

「恋より仕事」というわけではなく、強いていうなら「モテより仕事」。恋と仕事を天秤にかけて比べたりしないので、どちらも大切に扱うよう心がけられるそうです。結局は彼女たちのように自分の幸せを理解し、自分で納得できる女性のほうが幸せな生活を送り、おまけにモテているのかもしれません。

2014.02.18

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Written by 小林リズム

91年生まれのライター/コラムニスト。 IT系メディアの広告や編集者を経てフリーライターに転身。 育児系インフルエンサーとして「ゆるい育児」に関する話題を発信中。 コラムでは婚活・ママ・子育てのジャンルをメインに執筆。 ブログ:http://kobayashike.com/ インスタグラム:https://www.instagram.com/kobayashirizumu/ note:https://note.mu/uchidareiko