自宅で簡単にできる! 色彩プチセラピーでストレスを解消
今のあなたの気分の色を表すと、どんなカラーになるでしょうか。「前までは黒とか白を選んでいたのに、最近はやたらとピンクのものばかり選んじゃう……」などと色の好みが変わったことはありませんか? 実はそれ、心の底で欲しているシグナルかもしれません……。今回は色彩心理学者の末永蒼生氏の本を参考に“色”を使ったプチセラピーをご紹介します!
あなたが今“欲しい色”で心の状態がわかる
「今まではピンクが好きだったけど、最近は青が……」と好みの変化を感じたことはないでしょうか? あなたが欲している色は、そのときの心の状態を表すことがあります。「最近やたらと紫が気になるなぁ……」「気づけばオレンジ色の服ばかり買ってる!」と気づいたときに、色の持つ意味を知り、自分流に解釈してみるのもいいかもしれません。
○→ポジティブな意味 ×→ネガティブな意味
・赤…生命力がみなぎっている。○行動的/情熱的 ×短気/自己中心的
・青…理性的になっている。○自立心/誠実 ×孤独/伝えることへの抑制
・黄…大きく前進/決断していく。○好奇心/楽天的 ×幼稚/優柔不断
・緑…穏やかな気持ち。○自然体/資金面での安定 ×不信感/自己主張の欠如
・桃…美容と健康への配慮。○幸福感/若返り/気配り ×依存心/現実逃避
・紫…未知の世界への思い。○感受性豊か/美意識/高尚 ×非現実的/自虐的/生理不順
・橙…人間らしさや本能。○向上心/陽気/社交的 ×目立ちたがり/虚栄心
・白…潔い/新たな道への思い。○高い理想/純粋 ×むなしさ/敗北感
・黒…防衛本能/気持ちの引き締め。○厳粛/自己主張 ×頑固/自分自身を隠す
・茶…落ち着き。○安定感/好感度が高い ×地味/表現力のなさ
ストレスを“色”で吐き出す
色彩を使ったストレス解消法は『自分が使いたい色を使って、好きな絵を描くだけ』。心にためたストレスが色や絵を通して感情を吐き出すことによって、ストレスが緩和されていきます。「この色を使いたい!」と感じたらためらわずにどんどん好きなように色を重ねていきましょう。普段あまり色を意識しない生活を送っていたとしても、自分がどの色を好み、何色を求めているのかが次第にわかっていきます。上述した色のネガティブな意味も、紙に描いて表現していくことで自然と浄化されていくのです。書き終わった後、ストレスを手放して心が軽くなったような穏やかな気持ちになりますよ。
脳の老化防止効果も……
“色”を使うことで右脳が刺激され、若い頃の感情をよみがえらせる効果もあります。なんでも芸術家のなかでも画家には長寿が多いのだとか。たとえば、平均寿命が50歳に満たない江戸時代でも、歌川国芳は63歳、葛飾北斎にいたっては88歳の長生き。そして岡本太郎は84歳、ピカソは91歳と一般人の寿命よりも画家のほうが長いのです。
「絵を描くのは苦手で……」という人は、塗り絵から始めてみるのも◎。100円ショップで18色の色鉛筆や塗り絵セットが売られているので、気軽に試せます。普通の塗り絵に飽きてしまったという方には「大人のぬりえ」といって、色を重ねて楽しむものもありますよ。