あなたはいかがですか?寝る時は靴下を「履く?」「 履かない?」

2014.01.24

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冷え性の人にとっては、足先の冷えによってなかなか寝付けない場合があると思います。靴下を履いて足を暖めたりすることで睡眠は深くなるのでしょうか?


足の裏で体温調節

手のひらや足の裏には汗腺があり、そこで体温調節を行っています。汗をかくことで体を冷やし、体の温度を一定に保とうとするのですが、寒いときには末端神経が収縮し、熱が逃げないように冷やしているので、手足が冷たくなってきます。体温調節がうまくできていない人の体は、足裏が熱くなりすぎたり、冷たくなりすぎたりなど極端な状態になることもあります。
普段の生活や食事によっても左右されることもありますが、女性の場合の多くは、体の冷えにより足先がよけに冷えてきてしまいます。足を暖めることで体の冷えを和らげる効果があるので、寒くなったら足元を暖めるのが一番効果的です。

睡眠時の体温調節

人は眠くなると足や手が暖かくなります。靴下を履いて寝ることで、足が暖まり眠りやすいように感じますが、布団の中で靴下を履いてもあまり意味がありません。靴下で足を締め付けるのが良くないだけではなく、布団の中で、すでにこもっている熱をさらに靴下で熱の逃げ道を塞ぐと、体温調節がうまくいかなくなってきます。睡眠時には足が温かく、足の裏から汗をかくことで体から熱を放出し、心地よい眠りに入ることができます。そしてだんだんと足の熱も収まり、体全体の体温調節をしています。
足がずっと温かいままだと深い睡眠をとれていないので、一日の疲れも取り除くことができなくなってしまいます。また、自分で体温調節をする機能も低下してくる恐れもあるのです。

足が冷たくて眠れない!

眠いのに足や手が冷たい場合は少し暖めると、深い睡眠をとることができます。靴下を履いて眠るよりも、寝るまえに足を暖めることが効果的です。マッサージも良いですが、暖房で足を暖めたり、布団の中を湯たんぽなどで暖めておくのも良いと思います。
そのほかには、眠る前にお風呂に入り、体がポカポカしている状態で布団に入って、体の熱が和らいでから眠ると、次の日もすっきりと目覚めることができますよ。

過剰な暖めよりも日ごろの行いが大切!

冷え性だからと、洋服を着込んだりホッカイロを体にたくさん付けたりしても、もともとの体温調節機能ができていなければ、改善にはなりません。冷える原因は食べ物や生活の中に潜んでいます。日ごろの生活も見直して、冬の冷えを乗り越えましょう!

2014.01.24

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記事を書いたのはこの人

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Written by トモミ

プロフィール:ちびっこヨガインストラクターとして毎日ヨガ漬けの日々を送る。 体を動かすのが大好きだけど、食べる事も大好き。 休みがあればカメラ片手に町に行ったり山に登ったり。