「自覚してますアピール」は禁止! 正々堂々と痛く生きる心得

2013.12.12

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自虐をすれば「面倒くさい」、自慢をすれば「勘違い」、そうかといって堂々と振る舞ってみれば「痛々し」くなり、人の目を気にすれば「自意識過剰」と言われ、ストレートに物を言えば「空気が読めない」と突っ込まれる、なんて生きにくいこの世の中。とりあえず、他者を傍観してニヒルな笑みでも浮かべておけばいいんですかね? そうしたほうが勝ちのような風潮にもなっていますね。
とはいえ筆者もこれまでそういう人をいじった文章を書いてきたのですが、なんだか疲れてしまいました。というわけで、今回は正反対のことを書こうと思います。


レッツ、リア充アピール!

「人生マジ最高!」「仲間最高!」「オール明けの仕事辛い」などなど、実生活が潤っていると自慢したくなる気持ちは誰だって持っているもの。嫉妬してしまうのを認めたくないがゆえの「リア充アピール乙w」いじりはやめたほうが精神的にも◎

頑張ってるアピールで自分を燃え上がらせた者が勝ち!

努力は見せないのが美学……それは結構、素敵です。でも、だからといって「俺、ガチで頑張ってるから!」と公言する相手を鼻で笑う権利はありません。純粋に応援できないのは、自分のなかにも何かをアピールしたい気持ち、もしくは彼らに対する羨ましい気持ちがあるからなのでは。

自分に酔いまくってポエマー道を極めよう!

夜になるとエモいつぶやきが増えます。「出た、ポエマー(笑)」と失笑したくもなる気持ちもわかりますが、人間だもの。よくよく思い起こすと自分だって髪を振り乱して離れていく彼にしがみついたことや、会いたくて震えた経験のひとつやふたつ、あるのではないでしょうか。

キメ顔の大量生産バンザイ!

詐欺だとわかっていても、盛れただけだとわかっていても、自分の顔の写りが良く撮れたものを見せたくなるのは自然な気持ち。「あざとい(笑)」「わざとらしい(笑)」なんて、女だから当たり前です。

「自覚してますアピール」はやめる!

上記に記した“痛い女”と呼ばれるものと正反対に位置するであろう、自覚女たち。彼女たちは「痛い」と言われることを必要以上に恐れるあまり、卑屈っぽくなる傾向があります。自慢や自虐の内容に及ぶときも、いちいち「ちゃんと自覚してるから(笑)」と言わなければ気が済まず、自分の感情のままに動くときにはいいわけを必要とします。他人の痛々しさをいじることで己の正しさを肯定し、優越感に浸る。自覚しているからといって偉いわけではありません。

我が道を貫いた先にあるものにぶち当たろう!

「この服着たらイタいかも…」「こんなこと言ったらナルシストって思われるかも……」他人の目を気にするあまり、自分の欲望に背き続けてしまっていませんか? 一度しかない人生です。どうか「痛々しい」と言われることを怖がらず、むしろ痛々しく生きてやるという精神で我が道を貫く人こそ、己の人生の主人公になり得るもの。皮肉ったことを書きつつも、筆者は彼らを応援していますよ!

2013.12.12

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記事を書いたのはこの人

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Written by 小林リズム

91年生まれのライター/コラムニスト。 IT系メディアの広告や編集者を経てフリーライターに転身。 育児系インフルエンサーとして「ゆるい育児」に関する話題を発信中。 コラムでは婚活・ママ・子育てのジャンルをメインに執筆。 ブログ:http://kobayashike.com/ インスタグラム:https://www.instagram.com/kobayashirizumu/ note:https://note.mu/uchidareiko