「ありのままの自分」との上手なお付き合いステップ3つ

2013.12.03

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見栄をはって強がってみたり、短所を見ないふりしたり、逆に自己卑下してしまったり。なかなか「ありのままの自分」を受け入れるのは難しいですよね。「ありのままでいたくても一進一退」という人も多いのでは? 今回はありのままの自分に近付くステップをご紹介します。


「他人軸→自分軸」で等身大の自分を見極める

見栄をはってしまったり、見当違いな目標設定をしたり……。これは「他人軸」で物事を捉えているせい。他人軸で物事を捉えると、例え達成しても心は空しいだけ。
「好みのタイプ、嗜好、満足できる生活水準、長所短所、優先順位」など、人によってバラバラで当たり前です。等身大の自分に気付くために、以下のポイントを抑えておきましょう。

他人の幸せに踊らされない

他人の幸せが自分の幸せとは限りません。幸せの価値観も千差万別。他人は他人、自分は自分と一線引きましょう。

役割や年齢に踊らされない

ある程度役割や年齢を意識することは大切ですが、「~せねばならない」「~すべき」と自己を制限しないこと。自分を見失います。

完璧主義は止める

完璧主義は仕事面では長所ですが、個人になると「追い詰められやすい、神経質」という短所があります。時にはできない自分も許しましょう。

ホッとする、落ち着くものに注目する

落ち着く=ありのままでいられるということ。こう感じるものは要チェックです。

以上を心掛けると、次第に目線が自分に向くようになります。

ありのままの自分で他人を待とう

上記のポイントを踏んでも、自分軸になれない人も。その奥に隠れているのは、「多くの人に好かれたい」、「幸せそうに見られたい」、「孤独になりたくない」という気持ち。しかしその気持ちを持ち続ける限り、ありのままの自分にはなれません。
「好かれる=相手の好みに合わせる」ということ。「偽りの自分を気に入った人が回りに集まる」ということなんですね。それでは心も満たされませんよね。
ありのままでいれば、ありのままのあなたを気に入った人が、あなたの回りに自然と集まります。そうすると仕事も恋愛もプライベートも、本当に心が満たされます。もちろん長い道のりではありますし、本物を得たいなら失うものも大きいです。が、着実に本当にほしいものを手に入れられるでしょう。

短所の印象は人によって変わる

ありのままの自分には、もちろん「短所やずるさ、弱み」もあります。「認めたくない……」人や、「自分を責め過ぎてしまう」人もいるでしょう。しかし短所はあって当たり前。「長所:短所は50:50」と受け止めましょう。
また「大雑把」という短所を「大らか」と長所に捉える人も。短所の定義は曖昧で、人によっては長所に思う人もいます。また男性の中には、短所を「隙があって話しかけやすい、親しみやすい、可愛い」と感じる人がいるのもたしかです。
どうせ短所は変わりません。いくら直そうと努力しても、やっと普通レベルに上がるくらい(むしろそれでも上等、ほとんどは変わりません)です。それよりは、短所はそのまま受け止めておきましょう。

簡単なことではありませんが、傷付くのを恐れていてはできません。1つずつステップを踏んでみてくださいね。

2013.12.03

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/