1日に何回もイライラしてない? 幸福度がアップする「他人を許すハードル」の下げ方3つ
対応の遅い店員さんにイライラ、猫撫で声の後輩にイライラ、聞き分けのない子どもにイライラ…自分は1日に何回、イライラしていると思いますか? かなりしている……という女子も多いのでは。
イライラは、「百害あって一利なし」。自らの心身へ負担がかかるだけでなく、幸福を感じにくくもなっています。イライラの多い人は「他人を許すハードル」を今より下げれば、幸福度がアップしますよ。
イライラすると幸福度が下がるワケ
イラッとすると、一気に気分はダウン。心の中は嫌~な気持ちに包まれますよね。体面でも、ストレスは血流を悪化させます。笑顔は消え、肌荒れや便秘、肩こりの一因にも繋がります。この心身の症状が、イライラする都度起こっています。
また心がイライラでいっぱいになると、感覚が麻痺します。「小さな幸せ」に気付きにくくなります。例えば優しい笑顔の店員さんに丁寧に接客してもらうと、心が温まりますよね。ところがイライラしていると、相手の笑顔にも、丁寧な接客に気付かないこともあります。気付いたとしても「これが当たり前」と流したり、「裏がありそうで嫌だな」なんて変に疑り深くなることも。
イライラすると嫌な気分になるだけでなく、求める幸せのハードルが上がったり、疑い深くなるのですね。
「他人を許すハードル」を下げよう
実はイライラを減らすのは簡単で、他人を許すハードルを下げればいいのです。その方法は主に3つあります。
1、状況をよく見る
当人から一歩離れ、周囲の状況を観察してください。対応の遅い店員さんの場合、「お店自体が混んでいる」、「今の店員数では店を回せない状況にある」などの場合もあります。また、当人をよく観察することも大切です。「対応は遅いが丁寧なタイプ」かもしれません。
状況をよく観察すると、腑に落ちることも多いです。
2、知識を持つ
知識を持つことも必要です。例えば聞き分けのない子どもにイライラしても、2~3歳なら聞き分けを求める方が無理です。反抗期の時期であり、むしろ聞き分けの良い方が心配です。自分の燃えとめていることが、本当に相手や状況に合っているのかたしかめましょう。
3、自分を許すハードルを下げる
どうしてもイライラが減らない場合、あなたは「自分を許すハードル」自体が高いのかもしれません。自分の失敗やミスにも、厳しくありませんか? これは完璧主義、生真面目、几帳面な、甘えるのが苦手なタイプに多く見られます。
もちろん能率という面で見れば、完璧を求めるメリットは大きいです。ただ何事もデメリットはあるもの。求め過ぎると息苦しくなりますし、「小さな幸せ」を感じる余裕がなくなります。
「失敗してもいい」ということを知りましょう。人間は失敗するものです。自分を許すハードルを下げることで、周囲も許せます。自分と周囲を許すことで、人間関係も以前よりうまくいくようになります。