初心者は気をつけよう!知識不足でのランニングの落とし穴
未だかつて、これほどランニングがブームになったことってなかったですよね。お金もかからず思い立ったらすぐに始められるのがランニングの利点ですが、いい点だけではありません。
脅すわけではありませんが、年間に何人もマラソン大会の最中に心肺停止で亡くなる方がいるのも事実。突然死など場合によっては命に関わる事故につながることも…。(参照: マラソンと突然死-東京マラソン2012)
そんなトラブルにならないように、ランニングをするならつけておきたい知識をまとめてみました。
靴選びの重要性
ついつい見た目が可愛いものを選びたくなりますが、ランニングの初心者用には一般的には底が厚くクッション性の高いものがいいとされています。膝や腰などを痛めないためには足に合った靴選びをすることが重要ですよ。
ひとくちにスニーカーといっても、ファッション性重視のタウン用のタイプ、履いて歩くだけでシェイプアップ効果があると謳われているウォーキング用のシューズ、ランニング用のシューズ、マラソン大会用のシューズなど全て違った用途を目的として作られています。
シェイプアップ用のスニーカーの中には、足元を不安的な作りにして負荷を大きくしているものがあります。その不安定なスニーカーで走ってしまうと、クッション性がいいので走りやすそうに感じますが転倒の危険性や、走る際の衝撃に適した作りになっていないので、膝や足首などの関節を痛めるリスクが何倍にも増してしまいます。靴は用途やレベルに応じて適切なものを選びましょう。
貧血のリスク
ランニングのリスクとして多い割にあまり知られていないものとして、貧血があります。発汗で水分が失われることや足裏への衝撃により赤血球が破壊するからだと言われています。女性は生理がある分男性よりもただでさえ貧血のリスクが高いですから、もともと貧血気味の方がランニングをする際は無理をしないようにしましょう。
走る時間帯
夜に女性がランニングするのは安全性から見てもあまり良くないですが、特に決まった曜日、決まった時間、決まった服装で走っていると、襲う方からすると狙う計画が非常に立てやすいという恐ろしい一面が。音楽を聞いたりしながら走っていると、注意力も散漫になるのでさらに危険です。
どうしても夜しか走る時間がないという方は、暗い道を通らない、時間や曜日をずらす、家の出入りの際に不審な人物がいないかよく確認するなど注意できることはしっかりしましょう。
手軽に始められるからこそ、怪我や事故につながりやすいというデメリットもあるのがランニング。多少面倒でも、正しい知識を身につけて長く続けられるといいですね。