良好な結婚生活のためにも、質の高い睡眠が欠かせない理由

2013.02.17

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先進国の中でも、日本人は夜更かしの傾向にあるようです。そもそも仕事で帰りが遅いことに加え、テレビやインターネット、SNSなどをしているとあっという間に時間が過ぎて深夜になっているのが日常という人もいることでしょう。でも慢性的な睡眠不足は、美容や健康に良くないだけでなく、夫婦/カップル関係にもいい結果を招きません。


カリフォルニア大学バークレー校の心理学者アミ・ゴードン氏は、睡眠と結婚生活について60組のカップルを対象に調査を行いました。対象カップルたちは、毎日の睡眠時間と配偶者に対する感情を記録。また問題解決型タスクにも一緒に取り組むことで、睡眠が夫婦関係にどのような影響を与えているか探ってみました。

その調査結果から、以下のような実態が浮き彫りとなったのです。
▽ 睡眠不足ぎみの人は自己中心的となり、相手のことより自分のことを優先する傾向にある。
▽ 熟睡している人は、問題解決型タスクにもより協力して取り組み、よい結果をあげているだけでなく、相手に対する感謝の気持ちを表し、愛情表現も素直にしている。

今まで睡眠と健康状態に関する科学的調査は数多く行われてきましたが、睡眠と結婚生活の関係に迫った調査はあまりありませんでした。しかし今回の調査から、睡眠をきちんととれているかどうかが、結婚生活に重大な影響を与えていることが考えられます。

睡眠の専門家によると、毎日きちんと生活を送るためには、大人で約5時間は熟睡する時間が必要だといいます。もちろん個人差があり、8時間必要という人もいれば、3時間でも大丈夫という人も。しかし、今回の調査では、対象者のおよそ3分の2は睡眠が十分に取れておらず、また3分の1は不眠症ぎみであることが判明。寝不足ぎみの人は、じつはかなり多いと考えられます。
彼や夫との関係を良好に保つためにも、質の高い睡眠をとることはとっても大事。テレビやネットはある程度、週末にまとめてやるようにして。普段から少しでも早くベットに入って、気持ちよく寝るようにしましょう。

質の高い睡眠をとるためのヒント

・寝る前に温かいミルクを飲んで、心身ともにリラックスする。
・アロマキャンドルのやさしい光で、睡眠モードになる。
・多少値が張っても、熟睡できる枕をつかう。
・時間を決めて(夜10時など)、テレビ、ネット、携帯の電源を強制的にオフにする。
(これらはだらだらと続けてしまうことが多いので、強制終了は効果的)
・ベットでカップルで、軽い読み物(雑誌や写真集、絵本など)を楽しんでみる。

参考記事:Why a good night's sleep could save your marriage - by making you less selfish

2013.02.17

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。