彼氏も物も。「捨てるのも愛情」のうちなんです!?
「捨てる」という言葉を聞いて、温かみを感じる人はほとんどいないでしょう。彼を捨てるのにも、物を捨てるのにも、罪悪感はつきもの。けれども「捨てるべき時期がある」と筆者は断言したいのです。捨てるべき時期を逃してそのまま手元に置いておくと、実は捨てる以上にひどいことをしているのですよ。
「捨てるのも愛情」とは?
彼や物には「捨てるべき時期」があります(※「彼を捨てる」というのは、「関係を絶つ・別れる」という意味です)。
ものを十分に使い切り、そのものに対する心が離れ始めた時こそが、捨てるべき時期。その時にきちんと捨ててあげることは、実は「愛情を持った行為」と言えるのです。彼と物に分けてケースごとに「捨てる愛情」について考えてみましょう。
彼のケース
例えば多くの時間を共有し、大好きだった彼に対して、最近気持ちが冷めてきたとします。彼がいなくても毎日が楽しいし、あまり会いたいとも思わない。他に楽しいことや気になる人ができた場合、もう既にあなたの気持ちは彼から離れています。そこできちんと別れれば、ショックは大きいですが、お互い嫌い合うことなく別れることが出来ます。
一方で気持ちがないのに、ダラダラ付き合い続けた場合。「愛情もないのに関係を続けている」という空気に、必ず彼は気付きます。彼は大きく傷付くのと同時に、必死であなたを繋ぎとめようとするでしょう。好意を持っていない相手に追われると、逃げたくなるのが人間のサガで、そんな彼にあなたは次第に嫌気がさすように。見なくてもよかったマイナス面をお互い見せ合い、最後は嫌な思い出がいっぱいで別れることになります。その間の時間も、マイナスなことばかりでお互いのためになりませんよね。
このように、気持ちが離れた時にきちんと別れることは、「今までの2人の思い出と、その後の彼の時間のため」でもあるのです。
物のケース
お気に入りだったけれど、毛玉になってしまったニット。その段階で捨てれば、愛情や思い出を感じながら捨ててあげることができます。
ところがタンスにしまったままで、数年後に捨てることになった場合。「こんな服もあったけ」くらいの感情で、時には乱雑に捨てることになります。物にとっては、前者の捨て方の方が幸せ。あなたにとっても、早めに捨てた方が場所も空きますし、新たな服を買おうという意欲が沸きます。
関係を絶つまでがあなたの責任
関係を持ったり、所有した以上、「関係を絶つまで」があなたの責任です。関係を持つ時、物を買う時は、ワクワクとドキドキでいっぱいで気持ちも積極的になりますよね。けれども関係を絶つ時は、気持ちも暗く、消極的になりがち。それでも重い腰を上げて、きちんと捨ててあげること。最後まで責任を持つことが、「感謝の気持ちをこめた愛情」と言えるのです。