パパよ、産後クライシスを防げ!僕たちが心掛けておきたいこと~産後編~

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宮野茉莉子

Written by:

2012.10.05.Fri

前回「パパよ、産後クライシスを防げ!僕たちが心掛けておきたいこと~産前編~」にて、産後に女性が男性への愛情を急激に減らす「産後クライシス」への心掛けをご紹介しました。
今回は「産後編」。産後の女性の体・心のこと、パパが心掛けておきたいことをご紹介します。保健の授業では習わなかったことも多いので、これを機に女性の変化を知ってくださいね!

知っておきたいこと

産後の体

・大きくなった子宮が収縮する際、強く痛みます。kろえを「後陣痛」と言い、2~3日続きます。子宮が戻りきるのには、約6週間かかります。

・産後には「悪露」という出血が、約1ヶ月間続きます。その間湯船にはつかれません。

・ほぼ全員が、出産時に「会陰切開」をしたり、しない場合でも裂けます。切開傷の痛みは1週間ほど続き、椅子に座れず円座に座る人も。

・腰周りの筋肉がゆるみきり、「ひどい便秘や痔」になる人も多くいます。

・開ききった「骨盤はグラグラ」。元に戻るには最低2ヶ月かかります。この時期の無理や運動は禁物。その後の体調や更年期に体調を崩す原因になります。

・声を出すほど痛いのが「おっぱいマッサージ」。母乳を開通させるために行うものです。また体質によって差がありますが、胸がガチガチに張ってしまう人や、乳腺の詰まる「乳腺炎」になりやすい人も。乳腺炎は治療もとても痛みがあり、ひどいと手術が必要。乳腺炎を防ぐために、母乳ママは食事制限をする人が多くいます。

産後の精神状態

・マタニティーブルー・・・最も有名なもので、急激なホルモンバランスの変化で精神状態が不安定になること。ひどく落ち込んだり、涙もろくなったり、イライラしたり、不眠など、一過性のもので誰でもあります。産後3ヶ月で自然に治ることが多いです。

・性欲の減退・・・母乳を上げている間は、育児に専念するため、性欲を上げるホルモンがお休みをしている状態で性欲が減ります。

・攻撃的・・・出産は人間が一番本能的になる出来事。「子供を守る」という本能が働くため、周囲に対して攻撃的になりやすくなります。

心掛けておきたいこと

1、「産後うつ」を知る

近年増えている「産後うつ」は、マタニティーブルーとは違い、病気です。ほっておくと自殺行為や虐待の原因に。特に「完璧主義、真面目、責任感が強い」タイプと、「核家族で里帰り出産後1人で育児をする」方は要注意!
上記の人々は育児・家事に完璧を求めてしまい、「おっぱいをうまく飲まない、泣き止まない、家事ができない・・・」などへ強いプレッシャーを感じ、自分を追い詰めます。また1人きりの不慣れな育児、パパの育児への不参加、寝不足など体力の限界、急激な生活の変化、社会との孤立感のストレスも重なることで発症します。
以下で紹介する方法とともに、おかしいと感じたら相談気分で良いので病院へ。自ら気付かないですし、ママと赤ちゃんを救えるのはパパしかいないのです。

2、ささいな一言に注意

マタニティーブルーの時期は、ささいな一言でもママは深く傷付きます。「ちゃんとおっぱいあげた?」の一言でも、「自分はちゃんと育児が出来ないと思われるダメなママ」と思い込んで泣く程の繊細さ。言葉は慎重に。「赤ちゃんどう?」と聞いたり、赤ちゃんに「元気?おっぱい飲んだかー?」くらいがベスト。

3、育児・家事をする(×手伝う)

産後しばらくは、ママ1人で育児・家事の両立は無理!と言い切れます。まずは完璧な家事を求めるどころか、「できなくて当たり前」ということを知ること。そして必ずパパも、手伝うというより「する」意識で行いましょう。育児では「オムツ替え、お風呂、泣いている時の抱っこ」はパパの仕事と思って下さい。

4、話す・話す・話す

産後クライシス最大の原因は、「コミュニケーション不足」。とは言えママは育児に必死で、パパとのコミュニケーションまで気が回りません。パパからコミュニケーションをとりましょう。その日の赤ちゃんの様子を聞いたり、不安な気持ちや不満を聞いたり、育児・家事への要望も定期的に聞いてみましょう。育児中こそ、夫婦の会話を増やして下さい。

5、行政機関や実家を頼る

「無理はしない、頼る」が育児の鉄則。行政機関や実家は、積極的に使って下さい。保健センターで相談したり、お手伝いに来てくれるサービスもあります。

6、息抜きのお手伝いをする

授乳リズムがつけば、3時間はママも赤ちゃんと離れられます。ママが行き詰まらないよう、休日には3時間パパが子守りをして、ママを外出させてあげましょう。また、一人きりで育児をしているママが友達に会ったり、帰省したり、ママ友の集まりに行く時は、快く見送ってあげて下さいね。

パパも仕事でとーっても疲れますよね。しかし昔は祖父母含め大勢で一緒に子育てをしていましたが、今はパパと2人きり。何一つできなくて、身体的にも未熟な人間が1人増えるのですから、パパの協力は必要不可欠なんです。可愛い妻と我が子のためにも、「共同育児」を頑張ってくださいね!

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記事を書いたのはこの人

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宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。
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