パパよ、産後クライシスを防げ!僕たちが心掛けておきたいこと~産前編~

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宮野茉莉子

Written by:

2012.10.04.Thu

産後に妻が夫への愛情を激減させる「産後クライシス」。第一子出産後に激増する離婚の主な原因であり、例え離婚に至らなくても、この時期の不仲は長年尾を引くと言われています。
産後の夫婦の不仲の主な原因は、「コミュニケーション不足」。しかし体も戻らず、睡眠不足で疲れきり、精神状態も不安定なママに、コミュニケーションの全てをゆだねるのは無理な話。どうしても男性側の協力も必要なんです。今回は産後クライシスを防ぐために、妊娠中にパパたちが知っておくべきこと、心掛けておくべきことをご紹介します。

知っておきたい女性の心身の変化

妊娠中は体の変化が激しく、様々な部位で痛みなどの不調が起こります。またホルモンバランスも急激に変化し、精神に影響を及ぼします。

妊娠中の体の不調

妊娠期に1番辛いのが「つわり」。妊娠の度に症状は異なりますが、ひどいと常に船酔いの状態で、食べ物の匂いをかぐだけで吐くことも多く、寝ていても気持ち悪いもの。
他にも、「お腹が大きくなることによる腰の痛み、足のむくみ、足のつり、頻尿、喉の乾き、夜3時間ごとに起きる、不眠、また胸の張り、痛み」などがあります。

妊娠中の精神状態

妊娠中の女性は生理前の精神状態と似ており、ホルモンバランスの変化で精神的に不安定。それに加え、めまぐるしい心身の変化や初めての出産、育児への不安が重なっている状態です。
気分にムラがあり、急にイライラしたり不安で泣く、ケンカをふっかけるというのは誰でもあること。また防衛本能が強くなり、ストレスや危険行為に敏感になります。

パパが心掛けたいこと

産後クライシスを防ぐには、産前から用意が重要。産前にパパがしておいてほしいことをご紹介します。

1、ストレス解消のお手伝いをする

「何よりもストレスが悪い」と言われるほど、妊婦にストレスは最大の敵。ストレスは流産・早産の原因となったり、酸素が十分に赤ちゃんにいかない<ので成長が遅くなる原因にもなります。気分転換に外出したり、不安な気持ちをじっくり聞いてあげるなどの配慮をしましょう。

2、流産の可能性の高さを知っておく

流産は4~5人に1人の確率で起こるといわれており、結構な高確率。そのため安定期に入るまでは一際注意が必要。それ以外でも、妊娠中は常に流産・早産の危険性があるので、「重たいものを持たせない・走らせない」ようにして。
また、妊娠中は体調が急に変化するもの。特に妊娠初期と後期は、午前と午後でも急に体調が変わることも多いで、無理のないよう様子を見ながら外出など楽しみましょう。

3、家事をはじめる

核家族の場合、産後にママ一人で家事をするのは100%無理。産後は昼と夜の区別もない育児で忙しいのはもちろん、ママと赤ちゃんは常に一緒にいるので、赤ちゃんの病気はほぼママにうつります。中には特効薬がなく、治るまで1週間ほど寝込む病気も。
産後はどちらかが赤ちゃんを見ていないといけないので、家事を教わるのは無理。妊娠中に、まずは休日に家事のお手伝いや、一緒に料理をするなどからはじめてみましょう。共同作業は結構楽しいものですよ。

4、パパ意識を高める

産後クライシスの一因が、パパとママの親意識に時間のズレがあること。しかし男性がすぐにパパ意識を抱くのは難しいですよね。パパ意識を高めるために、以下のような行動をして見ましょう。

・妊婦検診の結果を聞く
・一度は一緒に妊婦検診に行く(赤ちゃんのエコーや予約で3Dが見れます)
・毎月デジカメでお腹の変化を撮る
・赤ちゃんの買い物は一緒に行き、部屋作りは一緒に行う
・胎動を感じ、胎教や話しかけを一緒にする

仕事で忙しい中、全てこなすのは大変だと思いますが、赤ちゃんは2人で育て上げるもの。人間が1人増えるわけですから、以前より大変になるのは当たり前なのです。関わり方次第で、男性でも妊娠期を楽しむことはできるんですよ。休日など余裕のあるときを使って、一緒に妊娠を楽しむ気持ちで向き合ってみて下さいね。

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宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。
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