ストレス発散は無意味!?ストレスの無限ループを打破する方法

2012.09.29

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「ストレスが貯まったら発散すればいい!」と、日々グルメやショッピングに走る私たち。今や当たり前のことですが、よく考えてみて。ストレスを発散で終わらせると、「またストレスを感じたら、また発散すればいい」といういわばストレスの無限ループにハマっている状態。根本的な問題は解決していないので、結局いつまでも同じような内容でイライラしたり、落ち込んだり、悲しい思いをするばかりなんです。
実はストレス発散は無意味!それよりもストレスを分析してコントロールする方が、本当の意味でストレスから解き放たれるのです。


イラっとしたら即観察!主なストレス要因7種

ストレスの根本原因を解決するために、まずは観察が必要不可欠。「イライラする、落ち込む、悩む、悲しい」と思うことがあったら、その瞬間に今自分はどのストレス状態にいるか?観察してみましょう。主なストレス要因はこちら。

期待ストレス

他人や環境が自分の思い通りにいかないストレス。そこに自分の努力や時間、お金をかけると、強力なストレスになります。

プライドストレス

間違いを指摘されたり、怒られたり、批判されたり、卑下されたり、傷付けられると感じるストレス。無力ストレス

例えば「ランチは1人でとりたいけれど、いつも同期や先輩に誘われて断れない」のように、他にしたいことがあるのに自分では行動にうつせないストレス。

比較ストレス

常に他人と自分を見比べることにより生まれるストレス。

競争ストレス

他人との張り合いや競争による疲労感や、負けた時の落ち込みからくるストレス。

後悔ストレス

反省ではなく、嫌なことを何度も思い出しては後悔するストレス。

激怒ストレス

一気に怒りがこみあがるストレス。感情任せに喧嘩したり、時には暴力をふるうことも。

ストレスコントロールで、ストレスの無限ループを打破しよう

ストレス要因が観察できたら、ストレスの根本原因を分析すること。そして今後そのストレスを感じないように、どう考え・行動すべきか考えましょう。

期待&プライドストレス

2つのストレス原因は「自分が1番正しい」という自己愛。「可愛くて、完璧で、守りたい自分」が他者や環境に裏切られることで起こります。しかしそもそも自分も他人も、完璧ではありません。世界もあなたの都合を考えて回ってはいません。
まずは「自分は未完全。人間は死ぬまで一生未完全。」と認めることが1番。他者や環境に対してもベストを尽くすことは大切ですが、完璧で確かな結果を求めるのは無理。人間の未完全さを把握した上で、起きたことを冷静に分析し判断しましょう。

無力ストレス

自分が行動にうつさない限り、永遠にその状態は変わりません。誰もあなたの思いを知りませんし、知ったところで何もしません。
「あなたが何を1番大切にしたいか?」を考えて。今のままストレスを貯め続けるか、自分の希望通り動くかは、全てあなたが好きで選んだ生き方。世間体を気にしてストレスをため続けるとしても、あなたが希望して選んだことです。

比較ストレス

比較で一喜一憂する人は、全ての比較の中で自分は1番になりたいという願望を抱いています。比較し続ける限り、永遠に比較によるストレスの無限ループから逃れられません。
他人と比較してはじめて自分の価値を見出せるという面も持っており、自己確立も不安定。また、比較癖のある人は差別するという面も持っています。
そのままで自分はいいのか?考えて。比較ほど無駄な思考もありません。人は皆違い、それぞれ好きなものや得意なことが違って当たり前なんです。

競争ストレス

生き物は常に競争社会。食う食われるをはじめ、2以上の存在が集まれば全ては競争です。ということは、全てに勝ち続けるのは無理な話で、負けて当たり前ということ。
どうでもいい負けで無駄に気力を使わないこと、負けは認めて成長への礎にすることです。

後悔ストレス

考えても全く意味のないストレス。後悔に対して自分を納得させる行動が起こせないなら、ストレスが心身にどれだけ悪影響を与えるかを知りましょう。
ストレスを貯めると血流悪化&性格も暗くなり、性格&外見ブスになります。そのままでは何も良いことはなく、百害あって一利なしです。

激怒ストレス

激怒した瞬間は、怒りに全てを飲み込まれ、人間性をなくした状況。冷静さを失い、判断能力が下がり、アイディアも浮かびません。そのままではどんな行動や決断をしても無駄。後悔する結果しか待っていません。
まずは深呼吸し、一旦原因から離れ、本来の思考力を取り戻しましょう。

ストレスを感じない環境作りをしよう

仕事に恋にと日々忙しいと、ストレスをコントロールしきれない状況が出てくるのも事実です。そこで物事の取捨選択やストレス回避策を立て、極力ストレスを感じない環境作りをするのも大人の対応。分析をはじめれば自分がストレスを感じる対象、環境が把握できるようになりますので、試してみて下さい。
ストレスの根本原因をなくし、いつでも笑顔で健康で、心に余裕のある女子を目指しましょう!

2012.09.29

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/