巷で話題の調味料「塩ヨーグルト」!基本の作り方と簡単レシピ
食べるラー油や塩麹等、最近“万能調味料”と呼ばれるジャンルが確立されています。次々と新しい調味料が登場する中で最近話題なのが「塩ヨーグルト」です。朝食や食後のデザートのイメージが強いヨーグルトに塩や味噌等の塩分を加え、調味料として使うというもの。もともとトルコやブルガリア等、地中海周辺の国々では伝統的ともいえる料理法です。
口当たりは濃厚ながらカロリーは低く、発酵食品でヘルシーなイメージも強い。またどこでも購入できる手軽さやコストの低さも人気の理由だそう。そんな「塩ヨーグルト」の基本の作り方と簡単にできるレシピをご紹介します。
こんなにある!塩ヨーグルトの優れたポイント
塩ヨーグルトには優れた効果やメリットがたくさんあります。
① 素材の旨味がアップ
ヨーグルトには元々乳酸菌が含まれているので、塩ヨーグルト床につけるとはやく発酵する。そして乳酸菌が野菜の細胞や肉・魚の繊維に浸透し、旨味が凝縮され、風味がアップする。
② 肉が柔らかくジューシーに、かつ魚は臭みが消える
ヨーグルトには肉の繊維を柔らかくし、魚の臭みを消す働きがある。さらに冷めても身が固くなりすぎないのでお弁当のおかずにも最適。
③ 手軽で無駄なく経済的
塩麹床や味噌床に比べてヨーグルト床は価格も良心的。少量のヨーグルトで床がつくれて味もしっかり浸透。床は2~3回使え、その後熱を通せばソースとしても再利用できるので最後まで無駄がない。冷蔵庫で食材を漬けておくだけでおかずが完成する、という手軽さもいい。
④ 美容と健康にいい
三大栄養素やビタミン、カルシウムをバランスよく含む他、乳酸菌が腸内の環境を整え、新陳代謝を活発にしたり、免疫力を高めてくれる。
⑤ 料理のバリエーションが広がる
どんな素材やシーンにも合う幅広さが魅力。水切りすればクリームチーズの代用、ソースとして使えばマヨネーズやホワイトソースの代わり…と変幻自在。
基本の塩ヨーグルト床と簡単レシピ
ヨーグルトに塩を加えてつくる、ベーシックな漬け床です。昆布やハーブなどと一緒に漬け込むと旨味や香りが増し、深い味わいが楽しめます。野菜は旨味が凝縮され優しい味わいに、肉や魚は驚くほどしっとりと。
野菜用の塩ヨーグルト床
ヨーグルト:100g、塩:小さじ1、昆布:少々(切り昆布を使用)
肉・魚用の塩ヨーグルト床
ヨーグルト:100g、塩:小さじ1/2
野菜の塩ヨーグルト漬け
かぶ1個(半分にカットする)、かぶの葉適量、みょうが1/2個、オクラ2本、キャベツ適量を塩ヨーグルト床に漬ける。袋の中の空気を抜き、冷蔵庫へ。多食べごろの目安は2~3日くらい。塩ヨーグルト床には繊細な果菜が向いている。
《感想》昆布ではなくハーブを入れて漬けてみたのですが、立派な洋風献立の前菜になりそうなまろやかでさっぱりとした味わい。
基本の味噌ヨーグルト床と簡単レシピ
ヨーグルトに味噌を加えたヨーグルト床。塩辛く、固くなりがちな味噌漬けも、まろやかでおいしく、しかもしっとりと仕上がります。日本人に馴染み深い和食が手軽に作れるところも魅力。
野菜用の味噌ヨーグルト床
ヨーグルト:50g、味噌:50g
肉・魚用の味噌ヨーグルト床
ヨーグルト:大さじ2、味噌:大さじ1、はちみつ(みりんでも可):小さじ1/2
野菜の味噌ヨーグルト漬け
ごぼうとたけのこ(それぞれ軽くゆでる)、セロリ(筋をとる)、かぼちゃ(薄切り)、長芋(皮をむき縦半分に切る)、ゴーヤ(縦半分に切り、種とわたを取る)を味噌ヨーグルト床に入れ、1日半~2日間漬ける。味わいのある味噌ヨーグルト床には根菜類が向いている。
《感想》ぬか漬けより手軽にでき、しかもさっぱりとした味噌の風味が口一杯に広がる。和風はもちろん、こちらも洋風献立にも合う。
その他無限の活用法がある塩ヨーグルト。皆さんも一度試して自分流のレシピを見つけてみてください。
【参考】
▽ 塩麹より簡単便利?!『塩ヨーグルト』レシピ - NAVER まとめ