自力で憧れのキャリアを切り開いた、海外女性起業家たちの“後悔しないためのアドバイス”!
会社勤めをするより、自分の好きなことを仕事にしたいとビジネスを始める女性たち。成功するのはけっして簡単なことではありませんが、そんな不安をものともせず前へ進む姿はとても心強いものがあります。
勇気ある1歩を踏み出して、見事にビジネスを成功させた、オーストラリアの女性起業家たちが、これからなにか始めようとしている人たちに向けてアドバイスを送っています。
実体験に裏付けられた言葉だけに、重みと説得力がちがう!起業までいかなくても、ぜひ参考にしたい、人生の先輩たちのアドバイスです。
お買い物好きが高じて、オンラインショッピングプラットフォームを立ち上げたテッサ・ホワイトさん(36)
趣味のインターネットショッピングから、自分が良いと思えるお店をセレクトしてショッピングプラットフォームを立ち上げたホワイトさん。
趣味をビジネスにしてしまったラッキーな例ですが、その道のりはけっして甘いものではなかったといいます。はじめの数年間は利益は出ないだろうと覚悟していたほど。しかし楽しむ余裕を失わず、自分が誇りをもてるものを築くことができた喜びは何ごとにも変えがたいもののようです。
“趣味を仕事に変える!”ホワイトさんのアドバイスは?
▽ あなたが売り込もうとする商品あるいはサービスに、ニーズがあることを確かめましょう。自分がいくら惚れこんでいるからといって、他の人もおなじように感じているとは限りません。
▽ ビジネスプランを立てましょう。そして、利益が当初でなくてもどれくらい持ちこたえられるか、ビジネスを始めるのにどれくらい資金が必要なのか、はっきりと把握すること。
(どんなにいいビジネスアイディアでもすぐに利益が出るようになるとは限りません。ビジネスが軌道にのるまで、どう生活をしてゆくのか、ダブルワークをする覚悟があるのか、よく考えるべき)
初心を忘れるべからず!成功しても拡大路線に走らないで、小さなパン屋さんを営むジョアン・ガバさん(45)
2008年に小さなパン屋さんをスタートさせたガバさん。その後経営は順調にゆき、フランチャイズやビジネス拡大のお誘いもいくつかあったそう。しかし、ガバさんは、「今の状態で、お客様に喜んでもらえているのが嬉しい。フランチャイズ化してしまったら、私たちの提供するパンやサービスの質は低下してしまうでしょう。それに、お店を増やしたら、もっと働かなくてはならないし、従業員の管理も大変に。
結局、利益は今とたいして変わらないのではないかと思うわ」といい、安易な拡大路線には走らない姿勢をくずしません。小さくても、自分たちができるベストのサービスでお客さんに喜んでもらう、それはたんに利益額や数字では表れない大きな“価値”であり、そのことが誇りにもなっているのです。
“自分にとって、ベストな仕事量と規模を見極める”ジョアンさんのアドバイスとは?
▽ 昇進あるいは、ビジネス拡大の話がきたとき、そのメリットとデメリットをよく考え、リストアップしてみましょう。それが、今の自分が欲しいと思っていることなのかよく見極めて。
▽ 断ることを恐れない。今断ったからといって、この先ずっとその可能性が無くなってしまうわけではありません。むしろ、後々ちがうチャンスが巡ってくるかもしれません。
▽ 仕事とは、結局のところ手段であり、それを楽しめるとしたら素晴らしいこと。でも、仕事一色の人生にしたいとは思いません