きょうだい(兄弟・姉妹)の順序で性格がある程度決まるって本当でしょうか?
性格ってうまれつきっていうのも大きいかもしれませんが、きょうだい(兄弟・姉妹)構成も性格形成に少なからず影響を与えているといわれています。
一般的に、しっかりものの長男・長女、甘えん坊の末っ子などといわれたりしていますが、実際のところどうなのでしょう?
性格タイプをある程度把握できれば、ニガテな人ともうまくコミュニケーションをとるヒントになるので、知って損はないはず!生まれた順序によって人は性格にどんな特徴がでてくるのか、著作にまとめたケビン・レマン氏の分析をまとめてみました。
生まれた順で、こんな性格になる??知っておきたい特徴とは??
第一子(長男・長女):生まれながらの“リーダー”的存在
一番最初に生まれた子どもは、親から大きな期待をかけられているだけでなく、弟や妹たちの面倒をみることも要求されます。したがって、年少者たちを導く“リーダー”的存在となる傾向にあります。
世界をみわたしても、アメリカ合衆国大統領や世界のリーダーたち、ノーベル賞受賞者たちの多くが第一子というのもうなずける結果です。
はじめての子どもということで親から注目を浴びるのが当然ですが、それがやがてプレッシャーとなってのしかかってくるケースもよく見られます。
真ん中の子ども:独自路線を切り開く“起業家”タイプ
第一子が組織のトップ的存在だとしたら、真ん中の子どもはわが道を自分で切り開こうとする“起業家”タイプといえるでしょう。世界的に有名人としては、マドンナやビル・ゲイツがあげられます。
真ん中の子どもは、自分を積極的に肯定するのが苦手ですが、その分人の心を読むのが上手く、よき調停者的役割を果たすことが多いといえます。争いを嫌う傾向にありますが、ときには思いきって自分の意見を主張することが大切です。
末っ子:社交性溢れる“営業”タイプ
一番したの末っ子は、なにかと家族みんなの注目を浴びようと張りきることが多く、笑いをとる方向にはしりやすいのもこのタイプ。有名なコメディアンのエディ・マーフィーやジム・キャリーが典型的末っ子タイプとしてあげられます。
社交的かつ抜け目がないので、営業職にぴったりの性格、また幼い頃から年長の兄や姉と競ってきたので、スポーツに秀でた人が多いのも特徴です。積極的にリスクをとる勇敢さがありますが、金銭面ではルーズなところもあるのでちょっと注意して。
一人っ子:妥協をゆるさない“完璧主義者”タイプ
家族内でたったひとりの子どもとして育った一人っ子は、きょうだい(兄弟・姉妹)に邪魔されずじっくりと自分の時間を過ごせることから、完璧主義者になることが多いとか。ただ、それがいきすぎるあまり、現実と理想の違いを区別せず袋小路に陥ってしまうこともあるので気をつけましょう。
また、ひとりで育った分、他人から必要とされることに喜びを見出すのか、看護師に一人っ子が多いといわれています。