ねんねトレーニングのベストは6か月から? スムーズな寝かしつけのヒント

2015.12.25

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赤ちゃんが生まれて喜びに包まれるのもつかの間、夜の授乳が続きヘトヘトになるママたちは数多くいます。場合によっては1年近くも続く慢性的な寝不足、精神的にも大きなストレスとなるのは無理もありません。
「親なんだから、それくらい当然!」なんて我慢論はもうやめましょう。


長い育児生活のためにママもゆっくり休もう

添い乳、添い寝が多いと言われる日本ですが、一緒に寝ることでちょっとした動きでも目が覚めてしまったりして、お互い眠りが浅くなってしまうことがよくあります。それではママも赤ちゃんもぐっすりと眠れず、疲労感がとれなかったり、昼夜の生活リズムが整わないことが出てきてしまうこともあるでしょう。
赤ちゃんと一緒に寝ることで育児の充実感を覚えることもあるかもしれませんが、これからの長い育児生活を乗りこえるには、夜ママがゆっくりと休めて睡眠もしっかりとれることがなによりも大切。そのためにもねんねトレーニングをしておくことをおすすめします。

ねんねトレーニング、いつスタートさせたらいいの?

赤ちゃんの発達には個人差があるので一概にはできませんが、筆者の経験では新生児の頃は添い寝、そして6か月くらいからねんねトレーニングをスタートするのが成功しやすいタイミングのように思います。なぜなら……

新生児のうちは夜の授乳も頻繁なので添い寝、添い乳。そしてスキンシップもしっかりとっておきたい

ママやおっぱいに対する愛着や執着など情緒的な面がしっかりしてくる1歳前後だと、ひとりで寝ることに対しても拒否反応が強くなり、ねんねトレーニングが難しくなる

生後6か月くらいになると、昼夜の区別もだいたいついてきているので、“夜はしっかり寝る”というリズムを整えやすい時期といえる

6か月ごろから離乳食をはじめるようになり、少しずつおっぱいを飲む量も少なくなり、夜の授乳を減らしやすい。また離乳食をたくさん食べれるようになると、赤ちゃんも夜ぐっすり眠りやすくなる

ねんねトレーニング、どうやってやればいいの?

さまざまなトレニーング方法があり、赤ちゃんを極力泣かせない方針で長期的にとり組もうというスタイルもありますが、おすすめは“ジーナ式”と呼ばれる、英国の育児プロのナニーが提唱する方法です。その本がこちら「カリスマナニー・ジーナが教える赤ちゃんとお母さんのための快眠講座」

英国の育児プロ、ナニーが提唱する“ジーナ式”とは

ポイントは徹底的に規則正しい生活パターンを送らせることで、夜になったら赤ちゃんがぐっすり眠れるよう生理的なリズムを整えてあげるというやり方です。この本の通りのスケジュールをガチガチに守ることは難しいのですが、自分たちの生活にやりやすいようアレンジしても十分効果的だと思います。
この本のスタンスは、赤ちゃんがひとりでも寝られるよう、お母さんが手伝ってあげるというものです。ベッドに置いてすぐ泣きだす赤ちゃんを見て、「かわいそう!」とすぐ抱っこしたくなるのが母心ですが、最初のうちはそんな気持ちをちょっと我慢してみて。「赤ちゃんはひとりでも寝られるんだ」と信じてあげましょう。

実際に筆者がやってみたら……

実際筆者の子どもも、添い寝で夜何回おっぱいを飲んでいるのか数えきれないくらいだったのですが、6か月目に思いきってねんねトレーニングをはじめたところ、数日で夜の間まとまって寝てくれるようになりました。おかげで日中はしっかり相手をして、スキンシップをたくさんしようという気持ちも強まります。

赤ちゃんが7~8時ごろからぐっすり眠ってしまえば、ママの生活は心身ともに劇的に向上します。育児に苦労はつきものですが、すこしでもストレスを減らして、毎日優しい気持ちで子どもと接するようになりたいですね。

▽ 参考記事(海外サイト):Tired parents whose unruly toddlers shared their bed every night for four months say TV nanny saved their marriage

2015.12.25

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。