魔の2歳児にイライラ……子どものワガママに冷静に対応するためのヒント3つ

2015.11.04

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

かわいいわが子なのに、突然かんしゃくを起こしたりワガママを言ったり……。もううんざりしてしまうママも多いはず。「魔の2歳児」という言葉があるように、親にとっても非常に手こずってしまうのが子どものかんしゃく。ですが、そんなかんしゃくを起こして興奮状態の子どものペースに巻きこまれてしまうのは、もっとも避けたい事態です。なによりも自分が冷静さを失わず、しかも愛情をもって対応するにはどうすればよいのでしょう? 海外サイト『Family share』よりヒントを探ってみました。


ヒント1: なにに対して興奮しているのか、自分の言葉で表現させる

子どもはまだ言葉もつたなく、うまく表現できないかもしれませんが、なぜそんなに興奮している(怒っている・悲しんでいる・迷っている・こわがっている)のか自分の言葉で説明できるよう、根気よく「どうして、そんなふうになっているの?」ときいてあげましょう。
自分の感情を言葉で説明する、相手に伝えるというのはコミュニケーション能力をきたえる重要なプロセスです。そこで親が先まわりして「悲しいんだよね」と答えを見つけて押しつけてはいけません。それが習慣となると「他人は自分が言わなくても、気持ちをわかってくれる」と考え、感情を表現しようとする意思を子どもから奪ってしまいます。
もしまだ言葉がうまく見つからないのなら「怒ってるのかな? 悲しいのかな? どうして○○ちゃんはいまこんなに泣いてるんだろう?」と選択肢を並べて、自分でちゃんと表現できるよう手助けしてあげましょう。

ヒント2: お昼寝をしっかりとらせ、疲れすぎないようにする

子どもが手をつけられないほどぐずったり暴れたりするときは、実は体力的に限界がきて疲れ果ててしまっている可能性があります。そうならないように、親がきちんとお昼寝のリズムを作ってあげることが大切。お昼寝の有無は子どもの発達によって個人差もありますが、あったほうがママも一息つけて楽なはずです。
また実際には寝なくても、部屋で静かに本を読んだり、布団にごろんところがって休息させるだけでもよいでしょう。疲れすぎていると、子ども自身でも感情をコントロールするのが難しくなります。ここは親が先手を打ってあげるのがお互いにとって平和的です。

ヒント3: 「AとB、どっちがいい?」と、チョイスを与えて選ばせる

子どもがかんしゃくを起こしているときは、彼らなりに「思った通りにできない!」ということがフラストレーションとなって爆発しているのかもしれません。そんなときは、頭ごなしにしかりつけても怒りに油を注いでしまうだけ。それよりも気持ちをほかのことに向けさせることが大切です。
「じゃあ、これから公園行く? それともスーパーにお買いものにいく?」と話しかけたり、「ちょっとなにか食べようか、パンがいい? それともおにぎり?」と、子どもにチョイスを与えて選ばせるようにしてみましょう。選択肢がどんなに単純なものであれ「自分で選んだ」ということが子どもにとって自信を回復するきっかけになります。

大人にとってはワガママにしか見えなくても、子どもたちのなかではそれなりの理由があるはずです。それを探りつつ、冷静に対応してあげましょう。しかりつけたり、たたいたりすることは、子どもに恐怖心しか与えません。それよりも冷静で理性的な行動をとること、それは子どもたちに感情が爆発したときにどうふるまうべきか、お手本をしめすことにもなるのです。

▽ 参考記事(海外サイト):11 effective strategies for dealing with toddler tantrums

2015.11.04

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

記事を書いたのはこの人

Avatar photo

Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。