好き嫌いのない子どもに育てるための6つのシンプルルール
親にとって、子どもの好き嫌いは常に悩みの種。好き嫌いのある子どもは全体の40%といわれています。あまりストレスに感じない程度に食の楽しさを通して子どもの好き嫌いを克服してあげましょう。
1. 一緒に献立をたてる
献立を一緒にたてるのは、子どもの食に対する興味を引き出すのにとっても効果的。インターネットを使ってレシピサイトを一緒にのぞくのも、子どもにとっては新しい発見。大好きな主菜だけ食べて「ごちそうさま」にならないためにも、献立を決めるときは主菜を決めるだけでなく、副菜も一緒に決めるのがポイント。
2. 買い物リストをつくる
子どもをバギーに乗せたまま無言で買い物をしていませんか? 子どもをお菓子売り場に残して1人で買い物をしていませんか? 調理前の野菜や肉魚の姿を知ることも子どもにとっては大切な勉強。めんどうくさがらず、買い物中は子どもとの会話を楽しみましょう。
また、買い物リストをつくって食材探しを手伝ってもらうのも◎。子どもが買い物リストに載っていないお菓子などをつぎつぎと買い物かごに入れてきたら、はっきりNOという強い姿勢をつらぬいて。日常的に買うお菓子や子ども用お菓子はあらかじめ買い物リストに付け加えておくのが◎。
3. 料理を手伝ってもらう
子どもに料理を手伝ってもらうと時間がかかるし、散らかって後片づけが大変……。その気持ちはわかりますが、時間に余裕があるときだけでも子どもと向き合って一緒に料理をしてみては? 餃子づくりやサラダをちぎる作業など、子どもが安全にできる作業はたくさんあります。子どもにとって、自分がつくった料理はいつもよりおいしく感じるはずです。
4. 一緒に食べる
仕事の帰りが遅いと家族そろって食卓を囲むのはなかなか難しいもの。だからといって、子どもが先に一人で食事をとるのは避けた方が◎。ママは大変かもしれませんが、少量でもいいので子どもと一緒に食事をとるように心掛けて。
食事を家族そろって囲む子どもは「いただきます」「ごちそうさま」をきちんと言える率が高いというデータもあり、食事を楽しむうえで大切なポイントです。好き嫌いを減らすためにも、食事の楽しさを脳にインプットすることが重要です。
5. 食べなくても作り続ける
子どもが一度食べなかったからといって、すぐに「子どもはこの料理を食べない」と決めつけるのはNG。子どもが一度手をつけなかった料理をつくるのをやめてしまえば、その料理のおいしさを知るチャンスを子どもからうばってしまうことになります。特定の料理を10回以上拒むことがあっても、根気よく作り続けてあげましょう。子どもは想像以上にあまのじゃくな生きもの。拒み続けていた料理をある日突然食べることもあります。
この料理は好き、この料理は嫌いとカテゴライズせず、柔軟な気持ちで献立を考るのがポイントです。
6. ほかの料理は出さない
子どもが食べなかったからといって、ほかの料理をつくるのはNG。好きな料理しか手をつけない子どもになってしまいます。きちんと食べないと親としては気になってしまいますが、一食抜かしても栄養のバランスが突然くずれることはありません。心を鬼にして「食べないならおしまい」とけじめをつけることが大切です。