勉強も仕事もできるようになる! 3歳から子どもの「国語力」を上げるコツ3つ

2015.01.23

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必ずしも「勉強ができる=仕事ができる」わけではないのは、大人になれば感じること。子どもには勉強も仕事もできる力を身につけて欲しいですよね。
勉強も仕事も、基盤となるのが「国語力」です。「問われていること/相手の意図を正確に把握する、要点をまとめる、自分の意見を説明する」といった力が、他の教科の基盤にも、仕事をする上でも重要となります。
国語力はすぐ身につくものでなく、1番時間のかかるもの。今回は3歳からできる、国語力をあげるコツをご紹介します。


聞き上手になって会話する

一般的に国語力アップのために推奨されるのは、読書、作文、音読など。しかし小さい頃はできないですし、子どもが継続的にやるかどうかも……難しいところですよね。
実は1番手っ取り早く、簡単で毎日できる国語力アップ法は「会話」。「相手の考えを聞く/自分の意見をまとめる/相手に伝わるよう説明する」という要素全てが入ってるのです。
会話をする上で意識したいのは、「親が聞き上手になる」こと。子どもの話に興味を示すことで、子どもは「もっと話したい」「あの話もしてみよう」とワクワクします。また子どもの話を深掘りすることで、語彙や説明力が上がります。最初は単語からでもできるだけ文章で話せるよう、導きながら会話を楽しみましょう。
親との会話が弾めば、先生や友達とも会話をするようになります。会話をする相手が増えるほど、国語力も上がるでしょう。

楽しい読み聞かせで音読に繋げる

読書や作文といったなかでも、国語力が伸びるのが「音読」です。小学校の国語教育でも導入されていますよね。
子どもに自然と音読を促すためには、まずはママが読み聞かせを楽しむこと。抑揚を付けたり、感情表現豊かに本を読んでみましょう。ママがリズミカルに本を読めば、子どもも「本を読むのは楽しい」「自分も真似したい」と思います。
同じ本を何度も読むことが多いですが、読み慣れた本は「ライオンは何て鳴いたっけ?」「ここでおじいさんは何て言ったんだっけ?」と聞いてみて。堅苦しく音読と考えず、効果音やセリフから始めてみましょう。
園に入れば、先生に本を読んでもらうことが多いもの。子どもは先生の真似が好きですから、家で「先生本を読んでください」と絵本の読み聞かせごっこを促すのも良いでしょう。

推理や感想を議論する

絵本は知識だけでなく、推理力・想像力・議論力を上げる宝庫でもあります。1冊をきちんと読み切る、何冊も読むという形式より、1冊からどれだけ会話を膨らませるかに視点を当てましょう。
子どもには分からないものが出てくることも多いですが、「あれに似てない?」「こういう時はどんなものを使うかな?」と一緒に考えて推理してみましょう。また「こういう時はどんな気持ちになるかな?」など、感情について想像を膨らませることも大切です。

2015.01.23

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/