ワーキングマザーが現代の『女工哀史』にならないために考えたいこと

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宮野茉莉子

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2014.07.16.Wed

Googleで「仕事 育児 両立」と入力すれば、次に出てくる候補は「辞めたい」「疲れた」「無理」など。首都圏で働く友人に話を聞けば、「育児と仕事の両立に疲れて退職する女性」「両立するも2人目を諦める女性」が多いと言います。
政府はワーキングマザーのための制度を整えていますが、核家族で女性1人がすべてを両立するのは、決して「当たり前にできること」ではありません。現代のワーキングマザーが、過酷な労働体験を語った『女工哀史』のようになってはいないか、今こそ考えるべきでしょう。

両立は「誰でも普通にできるもの」ではない

仕事・育児・家事の両立。これは「誰でも普通にできること」なのでしょうか? 筆者も在宅仕事で両立していますが、それでも毎日はめまぐるしいものです。
全て両立すると、スケジュールは分刻みで管理し、仕事・育児・家事をそれぞれ「こなす」毎日。常に時間に追い立てられ、小さなことにもイライラしがちです。子どもにじっくり向き合う時間も、家族でまったりする憩いの時間も、夫婦2人きりの時間も、なかなかとれません。
自分の時間もなく、娯楽を楽しむ時間も、自身のスキルアップや自己研鑽(けんさん)に使う時間もゼロ。当然、自分の健康は二の次、三の次……五の次くらい。実家に帰って年を取った両親と会える機会も、年に1,2回数日間あれば良い方……。
いくら仕事が順調にいっても、それ以外が犠牲になります。定年後の男性が趣味もなく時間を持て余して呆然とするように、ワーキングマザーも、子どもが独立後呆然とする日々が待ち受けているかもしれません。

多様な働き方に目を向けよう

「何より仕事が1番」と思えるなら、もちろんワーキングマザーを続けるのが1番合っています。一方で「子どもとの時間を作りたい」「グチャグチャな部屋は嫌だ」「趣味の時間は大切」など考えるならば、以前よりも多様化している働き方に目を向けてみましょう。
たとえば最近よく目にするのが、産後に起業する女性。趣味のネイルやヨガなどを活かし、在宅で仕事を始める人もいます。またインターネットを使って、料理や子育て分野で企業する人も(たとえば料理のレシピを販売したり、子育て法の有料メルマガを発行するなど)。
またIT関係の仕事だと、フリーランスになって仕事を続けることもできます。資格職を選んでも、再就職しやすいですよね。
一般企業の場合でも、一旦退職し、再就職するという方法もあります。「子育て中は何もできない」というわけではありません。子育て中に仕事に関連する資格を取ったり、関連するアルバイトをするという手もあります。むしろただ働き続けるよりは、スキルアップできる可能性もあるでしょう。
もちろん以前の職場より条件の良くない会社に再就職する可能性もありますが、全てを手にすることはできません。「何をとるか?」はあなたが決めることです。

いかがでしょうか。これらの選択肢は、すべて女性だけでなく、男性もできることです。女性だけが自分の人生を犠牲にすることはありません。参考にして、考えてみてくださいね。

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宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。
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