「出産育児で自分の時間がない」をプラスに変える方法2つ

2014.04.15

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出産から育児中は、人生で最も自分の時間がとれない時期。特に産後はオシャレどころでなく、歯磨きやシャンプーさえゆっくりできない……と思うと、不安な方も多いでしょう。
しかし自分の時間がなくなるということは、「自分の長所や適性」「自分がほんとうに欲しいもの」が明確になるチャンスでもあるのです。こんな風に考えて動いてみましょう。


妊娠~出産で「頑張れば何でもうまくいくわけでない」と思い知る

妊娠~出産は「自分の意思とは無関係な変化」の連続。自然と大きくなるお腹や自然とくる陣痛に、ただただ驚きますよね。筆者も出産の思い出は「痛がってわめいて気付いたら終わった」だけ。その間に赤ちゃんは自分で首を曲げ、頭の角度を変え、くるくる回りながら降りてきているのに……です。
産前までは「自分の力で生きてきた」「頑張ればある程度はなんとかなる」という思い込みが強い人も多いでしょう。ところが自分の意志とは無関係の出産は、「頑張ったからうまくいくわけでない」「周囲に助けられていることばかり」と気付くチャンスでもあります。

解決策→「頑張ったからできるもの」でなく「自然とできるもの」に目を向ける

日本では「頑張ることが全て!」「頑張らないからうまくいかない」という風潮がありますが、これではいずれ確実に息切れしてしまい、実際は非現実的。本来はできないものを無理して頑張るのでなく、得意な部分を伸ばすことが正しく現実的なのです。
これを機に、自分の「自然と、苦もなくできてしまう部分」に目を向けてみましょう。小さなことでも目を向けると適性や長所が分かり、これからの職業選択や趣味にも繋がります。

産後は「ほんとうにしたいこと」しかできなくなる

産後すぐは自分の時間はゼロ。半年経ち、1年経ち……ようやく(それでも)30分、1時間と自分の時間が見つかるようになります。つまり「眠くてもこれだけはやりたい」「5分でもこれはやりたい」ものが分かるチャンスです。

解決策→「ほんとうにやりたいこと」だけやろう

解決策は明確で、ほんとうにやりたいことをやればいいだけです。「寝る間を惜しんでもネイルは欠かせない」人もいれば、「オシャレは清潔感さえキープできればいい。その代わりに習い事を始めたい」人もいます。優先順位を自分の中でもしっかり決め、1位から順にやっていきましょう。

いかがでしょうか。個人的に産後直後はネガティブになるときもありましたが、今は周囲への感謝が強まり、自分のやりたいことがハッキリするいい時期だとも思います。前向きな視点で産後を過ごしてみてくださいね。

2014.04.15

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/