お国柄が出てて面白い! 世界各国からのなかなか役立つ子育てヒントまとめ
育児の大変さは万国共通ですが、育て方にはそれぞれの文化が反映されていてなかなか興味深いと思うことがたくさんあります。そこで、今回はそんなお国柄がよく出ていると思われる育児ヒントを集めてみました! みなさんもぜひ参考にしてみて下さい。
スウェーデン:普段から“自分で選択する”シーンをたくさん作る
スウェーデンのママたちは、子どもたちが正しいものを選択する能力を伸ばすことを重視しています。とくに食事関係については、常に“どれを食べたいか”と子どもに尋ねながら、体にいい食べ物はどれか考えさせるようにしています。大人が与えるものをただそのまま受け入れるのではなく、自分の意志で選んだということは子どもにとっても自信や自立心、責任感を養う絶好のチャンスです。普段からいろんな選択肢を子どもが選べるように、親が導いてあげることが求められます。
フランス:子どもが欲しがるものをすべて与えない
フランスの親たちのなかには、「子どもが最新のおもちゃを欲しがっても買い与えるな」という意識が強くあるといいます。子どもがなにか欲しがっても、それに「ノー」と応えることで、欲しいもの、望むものがすべて手に入るわけではないということを教え込むのです。
“欲しい”と“必要だ”は明らかに異なるものですが、幼い子どもは混同しがち。可愛いわが子の“欲しい”に応えてあげないのは親としても辛く感じますが、それは一時的なこと。そうした体験を経て、子どもたちは“少ないものでも満足して暮らす”、“本当に欲しいものを得るために、節約することも大切”ということを学んでいきます。自己節制を身につけさせるためにも親として心に留めておきたいことだと思います。
フランス:食事の時間は大事なコミュニケーションタイム
フランスの親たちは食事の時間とは食べ物を味わうだけでなく、会話やコミュニケーションを楽しむ大事なときだと教えています。学校ではランチタイムが1時間半から2時間ほどたっぷりとられ、食事を満喫しつつ、マナーを学んだり、先生や友達と会話を楽しむことも目的とされているほどです。“間食”という習慣がない分、1日3度の食事の時間を大切にする、それが生活のクオリティをも高める、そいういった心理背景があるのでしょう。
ドイツ:子どもとはいえ甘やかさない、批判やフィードバックをしっかり与える
“質実剛健”という表現が似合いそうなドイツ人気質。最近のアメリカやイギリスなどではとかく子どもを“褒めて伸ばす”育児法に人気が集まっていますが、それと対照的なのがドイツ人の育児メンタリティ。子どもとはいえ、悪いことをしたらはっきり批判され、大人からのフィードバックも受けるべきであると考えられています。褒めるときは、本当にそれに相応しい行動をしたときのみ、いたずらに褒めて子どもを冗長させるべきではないという理念がはっきりしています。