働く女性の妊娠! 対策することで自分の負担を軽減する!
最近、妊娠を機に専業主婦という方もめっきり減り、妊娠生活も働いて産休を迎える「ママになっても働きたい女性」が増えていると感じます。
しかし、妊娠中の女性の体はさまざまな不調が起こりやすく、注意しながら活動しなければなりません。本日は妊娠中でも安心して働きたい女性のために何を気を付ければ良いかをお伝えしていきます。
妊娠報告は5ヶ月だと遅い!?
会社への妊娠の報告は「安定期とされる5ヶ月に入ってから」が一般的とされていました。しかし、最近では妊娠2ヶ月から報告する女性も増えているのだとか。理由は自分の体調を周囲が分からず、自分の体が辛い思いをするから、上司が知らないことで大きなプロジェクトなどを振られたときに受け入れてしまうと、悪阻との仕事で周囲に迷惑をかけてしまう恐れがあるということ。そのため直属の上司には妊娠2ヶ月、または悪阻の酷い時期までには報告をし、今後の仕事についてや、対策内容を話し合っておいたほうがベターです。
仕事は自分の生きがいや楽しみの一つであると同時に、さまざまな疲れやストレスもセットになってくるのも事実。妊娠は人生の中でも大イベント。事前に対策をすることで周囲との調和をはかりつつ、妊娠中のキャリアと自分の体調をコントロールしていきましょう。
このことは妊娠生活を快適に送ることができるほか、働く女性に多い妊娠高血圧症候群の予防にも繋がります。
妊娠高血圧症候群とは?
母体の血流が悪くなり、赤ちゃんに十分な栄養や酸素が送られにくくなるのが妊娠高血圧症候群。女性であれば年齢に関わらず誰にでも発症する可能性はあるのが怖いところ。現在妊娠している方はもちろん、これから妊娠したいという方も覚えておきたいことです。
ハードな仕事や忙しさでストレスを抱えている
妊娠中の過労やストレスは厳禁。なぜならば自律神経や腎臓機能が低下し、たんぱく尿が出やすくなったり、血圧が高くなったりする恐れがあるから! 妊娠中は何をするにも余裕を持っての行動が大切。予定を詰め込まずに自分と赤ちゃんが快適に過ごせる範囲で!
太り過ぎ、痩せすぎの方
妊娠中は赤ちゃんが元気に育つためにも自分の体重も増加していきます。しかし、妊娠中の増加は平均8~12キロと言われています。特に注意したいのが太りすぎの方。妊娠中太りすぎてしまうと心臓が圧迫されて血圧が上がりやすく…。また難産を招く可能性もあると言われています。痩せすぎも同様注意が必要です。
多胎妊娠の方
双生児などの多胎妊娠は、内臓機能に負担がかかります。そのため、ほかの病気が起こってくるリスクが高くなると言われています。内臓に負担をかけないようなバランスの取れた食事やストレスを溜めない時間に余裕を持った生活を心掛けましょう。
35歳以上の高年初産
高年初産は35歳以上と言われており、この年齢で初めての妊娠は妊娠糖尿病などの病気にも注意が必要と言われています。自分と赤ちゃんを第一に無理は絶対にしない、疲れたらしっかりと休むを心掛けることが大切。
症状が出てしまった場合は、しばらく安静にし、生活習慣に気を付けていれば軽い場合はおさまると言われています。少しでも心配なことがあれば遠慮せずに早めにかかりつけの医師に相談を。
実はこの「妊娠高血圧症候群」に気を付けて生活をすれば、妊娠中に起こりうるトラブルを自然と防ぐことに繋がっていくと言われています。出産後の母子ともに健康であるためにも、妊娠が発覚した初期からのこのような意識が大切ですね。