核家族の育児は「孤独の極み」女子がしておくべき心構えとは

2013.01.30

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結婚して家庭を持てば、孤独ではなくなる―
こんな勘違いをしている人、結構多いのでは?そう、これは勘違い。結婚したって、人間は孤独。特に育児中は、環境的に孤独になりやすいものです。
核家族が多い現代こそ、「孤独力」は女性がつけておくべきもの。産後欝や育児ノイローゼを防ぐためにも、育児中に「孤独力」が必要な理由を知っておいてください。

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核家族ママの育児は「孤独の極み」

核家族のママは、とっても孤独です。働き盛りの旦那はほとんど家にもいないし、帰ってきても疲れていて会話はほとんどない。親は遠くに住んでいる。どのコミュニティにも属していない。ママ友は関係が浅くて、本音を言えない。旧来の友達と遊んでも、子どもの世話で手一杯で話に集中できない。子供が小さいうちは、飲みにも行けない。
これは核家族なら誰でも起こりうること。「ここ1週間、まともに話したのはコンビ人の店員さんくらい」なんて状況はザラ。おそらく人生の中でも、最高と言って良いほど、育児中は孤独になるでしょう。

孤独力は子育て&夫婦関係に悪影響

これだけ孤独な一方で、初めての育児はやっぱり大変です。理由が分からず子供が泣き叫ぶ、ご飯を食べてくれない、成長が遅いかもしれない、何でもイヤ!の一点張り…など、子育ての大変さは終わることはありません。さらに睡眠不足や体力の消耗も重なるもの。ストレスがたまっても孤独という状況に、産後欝や育児ノイローゼになる可能性は誰でも秘めているのです。
また、夫婦関係にも孤独は悪影響を及ぼします。例えば、あなたが誰とも会えず孤独を感じている時、飲み会続きの旦那を快く送り出せますか?不機嫌になる、愚痴を言う、口ではいいよと言いながら苛立ちを見せるなど…絶対しないと断言できる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。もちろん夫婦ケンカに発展してしまいますよね。このように自分が孤独だと、他の人にまで当たりやすくなってしまうのです。

孤独を乗り越えるための心構え

核家族なら、孤独になるのは仕方ありません。孤独を乗り切るために、できることをご紹介します。

1、「孤独慣れ」しておく

「孤独が苦手で、常に誰かといる」という人、いませんか?そのままだと孤独に潰されてしまう危険性が高いですよ!孤独になれるために、まずは意識的に、「自分1人の時間」を作るようにしましょう。

2、孤独を楽しむ

孤独は人生につき物なら、楽しむ方法を考えましょう。読書、料理、スポーツなんでもかまいません。とにかくやってみること。そして時間とお金をかけ、心からハマれうものを1つでいいので見つけましょう。

3、「自己解決力」をつけておく

「自分で何でも解決する力」が育児では問われます。例えば、病気やトラブル時の対処法を事前に調べておく、病院や夜間診療の場所と時間を知っておくなど。このように人に頼りきるのではなく、まずは自分で責任を持って解決する癖をはじめからつけておきましょう。

4、「相談するハードル」を下げる

初めての子育ては未知の世界。自分1人で解決できないことも多いのです。疑問が浮かんだり、手に負えないと思ったら、素直に人に相談すること。「相談する」ハードルを、それまでより下げることが大切です。
行き詰まったら、まずは気軽に近くの保健センターなどで相談すること。会えなくても電話やメールで、実親に子育ての相談をしましょう。

5、「繋がり」を大切にする

ママになったら、自分でできる限り孤独を防ぎましょう。支援センターなどに出かけてママ友を作る、SNSを活用する、ママ専用の口コミサイトで気分を落ち着かせるなど、今時の方法がいくつかあります。旧来の友達とも時間を作って会ったり、年賀状や誕生日などのやりとりは絶やさないようにしましょう。

6、顔見知りも大切に

店員さんや近所の人など、挨拶や軽い話をするだけの「顔見知り」。実は子どもといると、以前よりも顔見知りが増えるのです。顔見知りの人と挨拶をしたり、軽く世間話をするだけでも、心が晴れるもの。ママになったら顔見知りも大切にしてくださいね。
孤独でも大切な子どものために、育児を楽しみましょうね!

2013.01.30

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/