待機児童問題を考える② ~こんなにある!認可外保育施設の全て~

2012.11.12

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保育園入園を希望している人のほとんどはまず、保育料も安く、国が定めた認定基準を満たし、安心なイメージの認可保育園を希望されるのではないでしょうか?
しかしこの認可保育園への希望者が殺到し、いわゆる待機児童問題が発生しています。だめで元々、諦めずにまずは認可保育園へ応募していただきたいのですが、万が一入れなかった場合のことを想定し、その他の保育サービスも知っておくことは大きな強みになります。
現在、待機児童問題を受けて、民間でも様々な保育サービスを提供しています。認可保育園を超えるサービスや保育内容を提供しているところもあるようです。そんな認可外保育施設のサービス内容をご紹介します。


① 認証保育所

現在の認可保育所だけでは応えきれていない大都市のニーズに対応しようとする都独自の制度。大都市の特性に着目した都独自の基準を持ち、多様化する保育ニーズに応えることができる新しいスタイルの保育所。全施設0歳児から保育可能、13時間の開所を基本としている。
利用者は直接施設と契約し、保育料は3歳未満児8万円以下、3歳以上児7万7千円以下と決められている。駅に設置、または駅に近い等のメリットも多くある。

② 認可外保育園

1.自治体の助成を受ける認可外保育園

国の認可基準は満たしていないが、自治体が独自に決めている基準には達していて自治体から助成を受けて運営されている。

2.事業所内保育所

企業が自社の従業員のために設けている保育所。病院等に多い。

3.その他ベビールーム等

その他の公的な助成を受けていない施設。月極(一ヶ月~円)の他に、時間預かり(「1時間~円」)を行っている場合が多い。保育内容、施設ともに実態は様々。
各施設と利用者が直接契約し、保育料に上限はなく、助成が出ていない場合、高額になる場合も。

③ 個別保育

1.保育ママ

自治体による運営。補助が出るので個別保育の中では比較的割安。家庭的な保育をしてもらえるので、認可園に入れなかった3歳未満の子供を持つ親に利用されることが多い。

2.ベビーシッター

ベビーシッター会社による運営。長時間利用するとかなり高額になるので、二重保育として利用される場合が多い。

3.ファミリーサポートセンター

自治体による、地域住民の相互扶助のための制度。個別保育の中では比較的割安だが、一般住民の援助活動という位置づけなので、別の保育園にお迎えに行ってもらう等の二重保育として利用されることが多い。

4.子育て支援NPO

ファミリーサポートと同じような育児支援を持つNPO。

④ 認定こども園

都道府県が認定した施設で保育と教育の一体的な提供を行う、保育園と幼稚園がミックスされたような施設。特徴として、親の就労状況は問わない、地域での子育て支援(相談や親子の集いの場の提供)を行う、ゼロ歳児から就学前の子供が対象、預かり時間は8時間程度である。現在では幼稚園に保育園の機能をプラスした施設が多い。園との直接契約で入園できる。

何を一番重要視するかが重要!

このように認可外保育施設にも本当にたくさんのサービスを持つ施設があり、何を基準に選んだら良いのか頭を悩ませます。
大事なことは、自分の子供や家庭にとって何が一番重要なのかということ。例えば子供がまだ歩くこともままならない小さな子供であれば、大人数の施設よりも保育ママのようなアットホームで家庭的な雰囲気の施設の方がいいのかもしれません。あるいはある程度の教育も受けさせたいと考えているなら幼稚園的機能も兼ね備えた認定こども園がいいかもしれません。また、家庭の経済状況的に、高い保育料を払うことが困難で何としてでも経済的に負担がかからない施設を希望するのであれば、助成がでている認証保育園の方がいいのかもしれません。また、いずれは認定保育園の方へ移りたいという方は、このような助成が出ているある程度実績が認められている園に在籍していた方が有利になるようです。
いずれにせよ、その家庭で何を重要視しているかを明確にした上で園選びをすると間違いなさそうです。

2012.11.12

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Written by Googirl編集部

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