子どもとの信頼関係を築いていくために!「ダブルバインド」には要注意

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宮野茉莉子

Written by:

2012.11.22.Thu

子育てにおいて、信頼関係は1番の基本。親には本音を言える子になってほしいですし、他人にも本音を見せる素直な子になってほしいと、誰しも思います。けれども私たちが日常で当たり前にやりがちな「ダブルバインド」が、他者への信頼を失う大きな要因になりやすいのです。子育てをするなら、「ダブルバインド」についてよく知っておいた方が良いでしょう。

子供が感じる「ダブルバインド」って?

「ダブルバインド=二重拘束。2つの矛盾した命令の間で、板ばさみになること」を言います。本音と建前、自分の気持ちと世間の目など、私たちも様々なダブルバインドを経験したことがありますよね。実は子供は、大人よりも敏感にダブルバインドを感じやすいんです。
例えば子供が人前で、あなたのとってもお気に入りのカップを遊んで割ったとします。内心あなたは激怒しますが、人前ということもあり、感情を抑えて怒らなかったとしましょう。よくあることのようですが、実はこれだけで子供は「ダブルバインド」を感じてしまうのです。
子供は生まれた時から、ママのみを一点集中で観察しているもの。私たちは子供以外にも夫、職場の同僚、スーパーの店員、テレビのアナウンサーなど様々な人や物に関心を寄せますが、子供の関心はママだけなんです。それだけの集中力ですから、当然微妙な心の変化や本音は、全て子供は察知できます。
上記の例の場合、子供は「ママが激怒した」ということはすぐ分かります。けれど怒らないママに、「思っていることと、言っていることが違う」と疑念や不信感を抱いてしまうのです。これが続くと子供はママの気持ちが分からなくなり、ママや他の人に対して心を閉ざしてしまうようになるのです。

ダブルバインドを避けるために

特にダブルバインドが起きやすいのは、子供を叱る時や他の子と比較した時など、本音を出しづらい場面。ダブルバインドにならないよう、特に以下のことに気を付けましょう。

1、シンプルに叱る

上記の例では、激怒しているのにわざと感情を隠した態度が「ダブルバインド」に見えます。「わざと」は逆効果。かと言って、激怒して叩けばいいのかといえばそうではありません。激怒は恐怖心を、暴力は暴力しか呼びません。「~だからダメ」とシンプルにその場で叱りましょう。

2、プラスの視点に変える

特に1歳半以降やイヤイヤ期は、子供がしたことを怒ってしまったり、イヤイヤにマイナスの感情を抱くのは誰しも同じ。少し目線を変え、プラスの視点に変える努力をしましょう。
やってしまった失敗を、やろうとしたら意欲と見る。イヤイヤされたら本音を聞いたり、二択で選ばせてみる。それだけでマイナスの感情を減らすことができます。

3、「子供はごまかせない」ことを常に忘れない

子供だから分からないどころか、「子供だから分かる」事が多いんです。親の本音は、チラッと頭によぎったことでも感じ取ります。子供はごまかせませんので、思っていることと言っていることが違わないようにしましょう。

4、自分の子供を信じる

可愛いからこそ、他の子と比較して子供の成長を心配してしまうのが親と言うもの。しかし口先で褒めても内心心配していては、子供も不安を感じ、挑戦する意欲を徐々に失います。
ママが子供を信じることで、子供も自分を信じることができるようになるもの。心配してイライラするよりは、「この子はこの子のペースがある」とある程度気楽に割り切ってしまう方が、子供には良い作用を与えるのです。

当たり前のようにやりがちだからこそ、気を付けて下さいね。

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宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。
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