コンプレックスに劣等感…すべては「調理法」次第で変わる!

2014.09.04

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目が小さい、肌が汚い、人見知りしてしまう、要領が悪い。誰でも1つや2つ……いや10個以上ある! という人もいるだろう、コンプレックスや劣等感。恋愛や仕事につまずけば、「私の目が小さいからだ」と自分を責めてしまう、といったクセも身に付いていませんか? 
もうダメだ、世の中不公平だ……と思わされる自分の短所ですが、実はそこに自分らしく生きるヒントが隠されているのです。


コンプレックスで起こる対人リスク2つ

ヒントを探る前に、まずはコンプレックスのリスクを改めて頭にいれておきましょう。「自分を責めてしまう」こともリスクですが、対人関係でもリスクはあります。
実はあなたがコンプレックスを抱いていることに、周囲の人も気付いています。目が小さいというコンプレックスも、あなたの何気ない動作や言動で、周囲は感づくもの。コンプレックスに固執し落ち込む姿は、決して魅力的には……思えないですよね
もうひとつ、コンプレックスばっかりに意識がいってしまい、本当の原因を見逃すということもよくあります。恋愛がうまくいかない原因も目が小さいのではなく、「会話が合わない」「彼のタイプではない」など他の原因も絡み合っていることがほとんど。コンプレックスにとらわれている人はここを見逃し、同じ失敗を繰り返しがちです。

「結果」ではなく「前提」

そんなコンプレックスや劣等感とうまく付き合うために知っておいてほしいのが、これらは「結果」ではなく「前提」ということ。
たとえば「目が小さい」ことは、自分という人間の1つの“結果”のように思えます。「自分は目が小さい。だからモテるのは諦めよう……」なんて最初から諦める人、多いのでは? いつまでも目が小さいことを気にし、何か問題が起これば「私は悪くない、目が小さいからだ」と責任を押し付ける人もいるでしょう。
このようにコンプレックスや劣等感を“結果”として見る人が多いですが、実は結果ではありません。それは最初からあなたに与えられていた“1つの特徴・個性”。“自分という人間の結果”ではなく、“自分が生きる上での前提条件”なのですね。

コンプレックスは「調理法次第」で変わる!

コンプレックスは、調理法次第で変わります。そのまま放置や見ないふりをして腐らせる……ということもあるでしょう。
一方で、自分は目が小さいからメイクの腕を上げる方法もあれば、他の魅力的なパーツ(肌がキレイとか、口元が可愛いとか)を目立たせたり、性格のよさや明るさでカバーするという方法もありますよね。

向き合って調理することで、いつの間にか気にならないものになったり、むしろチャームポイントになったり、他の自分のよさを発見することもあるのです。
自分という人間は1人ですから、上手な調理法を見つけてみてくださいね。

2014.09.04

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/