『恋愛ホルモン』とよばれるオキシトシンの意外な実態

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Googirl編集部

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2011.03.08.Tue


恋愛のしくみも科学的に解明されつつある現代、恋愛現象をホルモンの仕組みで理解しておくことも大いに参考になるのではないかと思います。”恋愛ホルモン”とよばれるオキシトシンという物質をご存じでしょうか?
オキシトシンはもともと子宮収縮や授乳などの現象と関わりが深いホルモン(脳で作られる神経伝達物質)といわれていましたが、じつは恋愛についても私たちに大きな影響を与えていることが判明してきました。その興味深い特徴をご紹介しましょう。

1 オキシトシンによって人は寛容になる

オキシトシン服用グループはそうでないグループに比べ、見知らぬ他人にお金をあげることについてはるかに寛容な態度を示す、という調査結果があることから、このホルモンは利他的な行動を促すと思われます。自分以外の人を優先的に考えるようになるのです。

2 オキシトシンは性的興奮を高める

ネズミを対象とした動物実験では、脳脊髄液にオキシトシンを注射されたネズミは自発的に性的興奮状態になることが観察されています。また、人間の男性でも射精時にオキシトシンを含む脳内物質が放出されることから、オキシトシンは性的興奮を促す効果があると考えられています。しかし、人間の場合、誰もがまったく同じように反応するわけではないようです。

3 オキシトシンは睡眠効果がある

ストレスのない環境において脳内で放出されるオキシトシンには、睡眠誘導作用があるといわれています。これはオキシトシンが、ストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールに対処することからも納得のいくことです。オキシトシンは心を静め、安らかにする効果があるのです。

4 オキシトシンは防衛本能を刺激する

オキシトシンには攻撃的な面も存在します。例えば、自分の所属するグループが外部の者に脅かされた場合、これに激しく立ち向かおうとする背景にオキシトシンがあると考えられています。これは動物実験でもみられたことですが、最近の調査では、兵士が自分の友軍を守ろうとする行動にもオキシトシンが関係していることが分かってきました。

5 オキシトシンは社交スキルを高める

オキシトシンを服用した自閉症患者は、他人とコミュニケーションする能力が格段に上がったことが報告されています。また以前の調査では、自閉症や対人関係に問題のある発達障害といった症状を抱える人は、もとからオキシトシンのレベルが低いことが判明しています。オキシトシンは他人への恐怖心を緩和する効果があると研究者たちの間ではいわれています。

6 オキシトシンは出産及び授乳に大きく関与している

すでによく知られている効果ですが、出産時になるとオキシトシンの分泌量は飛躍的に増え、出産の際に子宮を収縮させて、胎児を誕生へと導きます。また、出産後は母体に授乳を促すよう働きかけます。

“恋愛ホルモン”といわれるオキシトシンは、出産にも大いに貢献しているということに、なにやら生命の神秘のような奥深さをみるような思いです。また、出産後の女性が全力でわが子を守ろうとする姿にも、オキシトシンによる防衛本能の表れなのかもしれません。

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参考記事:11 Interesting Effects of Oxytocin

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