香水のエキスパートが語る製品開発の舞台裏 part 2
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2011年3月28日

女性にとって必須アイテムともいえる香水ですが、その製品開発の裏側についてもっと専門家たちの意見やアイディアを知ると、またいつも愛用している香水も違って見えてくるかもしれません。大手ブランドで、香水の製品開発を手がけている香りのエキスパートたちのお話第2弾です。
名門エスティローダーで優れたビジネス手腕を発揮するキャリン・コーリー
エスティローダーに30年以上勤務し、現在同社フレグランス部門のバイスプレジデントを務める。エスティローダーの香水ビジネスを成功させた立役者でもある。
Q:どんなことからフレグランスの刺激を受けますか?
A:ときに優れた芸術作品だったり、なにか野生からの香りといったものからインスピレーションを受けます。
【プレジャーズ】の製作に携わっていた時は、20世紀を代表するアメリカ女性画家のジョージア・オキーフから刺激を受けました。私はよく旅行をして、スパイスなど興味深い素材を様々なところから発見しています。
Q:新しい香水をつくるときのプロセスはどんなかんじですか?
A:いくつかの香水については、エブリン・ローダー(創業者エスティ・ローダーの息子の妻で、乳がん撲滅キャンペーン、ピンクリボン運動を始めた一人)と、5年間くらい一緒に働いて、アイディアやコンセプトを作り出していきました。
香りをいろいろ試した後、それが完ぺきな香りとなるまで時間をおくのがコツです。こうしたゆとりの時間を持つことが、芸術性を保持し、煩わしい日常から自由になるうえでとても大切でした。
Q:香水の業界の新しいトレンドはどのようなものですか?
A:より自然にちかい樹木のような香りがトレンドになると思います。クリーミーかつナッツを連想させるベチバー、爽快な夏のイメージのヒマラヤスギ、純然たるパチョリ、などです。
伝説シャネルのフレグランス部門の後継者、オリバー・ポルジュ
オリバー・ポルジュの父親、ジャック・ポルジュはシャネルの3代目調香師として20年以上シャネルに献身的に尽くしました。シャネルから初めて男性用のフレグランス【アンテウス】をリリースしたことでも有名です。その息子であるオリバーもやはり父親と同じ調香師として歩むようになりました。
Q:どのようにして新しい香水を作り出しているのですか?
A:ひとつの香りを生み出すのにおよそ18ヶ月かかります。まず、自分の信条やブランドに関することがスタート地点にあります。そして、それを臭覚として感じとり、材料の組み合わせに置き換えてゆくのです。これが製品のカギとなります。
Q:女性はどのように香水を選ぶべきでしょうか。
A:ゆっくり時間をかけて、自分の肌につけたときの香りを試してみてください。自分の肌にすっと馴染むと感じた場合のみ、購入すべきです。
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参考記事:Behind the Scents
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