地味ながら佳作ぞろいです!昨今のオーストラリア映画

  • f Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • B!はてなブックマーク
Googirl編集部

Written by:

2011.08.22.Mon

日本で公開される映画といえば、なんといってもハリウッド映画がメインストリーム。しかし、おなじ英語圏のオーストラリアでも、地味ながらクオリティの高い作品が近年次々と作られています。日本では一部映画館のみでの公開だったり、未公開だったりで知名度がイマイチなのですが、どれも一見の価値ありの佳作ばかりです。そんなおすすめの作品たちをご紹介しましょう。

メアリー&マックス(クレイ・アニメーション 2009年)

一部映画館で上映中/公式サイト

クレイ・アニメーションという子ども向け娯楽作品のようなスタイルをとりながら、全編にながれるブラックユーモア[事故死、アルコール中毒、アスペルガー症候群(自閉症の一種)、離婚]がなんとも秀逸で、大人の楽しめるファンタジーの世界がひろがっています。
ストーリーは、オーストラリアの住宅地に住む女の子メアリーと大都会ニューヨークに住む孤独な中年男性マックスのふとした文通から始まる交流が主な軸。まったく共通点がないふたりが手紙のやりとりだけで特別な絆をきずいてゆくのですが、マックスは人との交流が苦手なアスペルガー症候群ということから、ふたりの関係もちょっと一筋縄ではいかないのです。不器用なようで本当は心優しいマックス、純真な子どもの何気ない残酷さ、人間ってこんなにも複雑な生き物なんだということを見せつつ、ラストはあなたの期待を裏切らないものとなっています。

小さな村の小さなダンサー(ドラマ 2009年)

DVD 7月8日発売/公式サイト

邦題は『小さな村の小さなダンサー』ですが、原題は『Mao’s Last Dancer(毛沢東の最後のダンサー)』、世界的に有名なバレエダンサーであるリー・ツンシンの自伝を原作とした実話の映画化です。
アメリカに亡命した中国人の話がオーストラリアで映画化される、というのもなんだか不思議なはなしです。きびしい共産主義国家である中国からバレエの才能を見込まれて、アメリカに国費留学したリー・ツンシン。才能さえあれば個人として成功できる生活、アメリカ人の彼女、まったく新しい価値観や生き方、自由というものを知ってしまった彼は、中国にいる家族と会えなくなるという代償を払ってでも、アメリカに残ることを選びます。どんな状況におかれても、自分の信じる道をすすむ、努力を続ける彼の姿が心を打ちます。また、いろいろ不満の多い日本とはいえ、みんなが自分の好きなこと、選んだことを自由にできる、すくなくとも政府の力で阻止されることはない、ということの意味についても考えさせられる映画です。

Bran Nue Dae (ミュージカル 2010年)

日本未公開/公式サイト

映画タイトル『Bran Nue Dae 』とは、オーストラリア訛りの英語で“Brand new day”(新しい日)のこと。1960年代の西オーストラリアを舞台にアボリジナルの少年がパースから家族の住むブルームまでを旅する異色ロードムービーです。それもコミカルなミュージカル仕立てで。個人的には、こんなに面白い映画が日本未公開なのはまったく理解に苦しむところなのですが、とにかくはっちゃけていて明るい。見ているほうまでハッピーになること、まちがいナシの佳作です。
オーストラリア一の名優といってもいいジェフリー・ラッシュがイジワルなキリスト教修道士を演じているのですが、これまた“えー!!”という迷演を披露していて一見の価値あり。どことなく懐かしさの残る風景やセットがまた美しいので、眺めていたくなる映画です。
ストーリーをおわなくても、BGMとしてつけておくだけで、家の中が楽しいムードに盛り上がれる、そんな映画です。海外のアマゾンなどで購入することもできるので、ちょっと変わった洋画にチャレンジしてみたい、という人はぜひどうぞ。

あわせて読みたい

この記事が気に入ったらいいね!しよう

Googirlの最新記事をお届けします

記事を書いたのはこの人

Written by

Googirl編集部

女子力向上をめざす応援サイト!
オシャレ、美容、恋愛など海外の最新ニュースを毎日配信!