ヘルタースケルター以外も名作揃い!岡崎京子の漫画オススメ3作

2012.07.03

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エリカ様こと沢尻エリカさん主演、過激なシーンてんこ盛りなど、なにかと話題の多い映画「ヘルタースケルター」。7月14日の公開が待ち遠しい限りですね。
ところで、ヘルタースケルターの原作者である岡崎京子さんの作品、皆さんはご覧になったことがあるでしょうか。岡崎京子さんは、1980年代~1990年代に活躍した、時代を代表する漫画家です。1996年に事故に遭われて以来休筆を余儀なくされていますが、記憶に残る多くの作品を描かれています。
今回は、岡崎京子さんの代表作とも言える3作品をご紹介したいと思います。


Pink

マンションでワニを飼いながら、昼はOL、夜はホテトル嬢として働く主人公のユミちゃん。継母の娘で義理の妹にあたるケイコとは仲良しだが、継母とは上手く行っていない。ある日、継母の愛人であるハルヲと知り合い二人は恋に落ちるが・・・。
岡崎京子の代表作であり、作風の転機となった作品。キレイごと一切無しの、明るくないけど明るいお話です。お金が欲しい、玉の輿に乗りたい、という同僚OLを尻目に「そんなにお金が欲しければカラダ売ればいいのに。みんな我慢強いんだな」など、真実を付く印象的なセリフがたくさん出てきます。

リバーズ・エッジ

東京郊外に暮らす高校生ハルナ、死体を愛するクラスメイトの美少年山田、モデルの吉川こずえの3人と、それを取り巻く同級生たちの日常をクールに描いた、青春群像的ストーリー。
岡崎京子の最高傑作といわれている作品。同性愛、援助交際、セックス、ドラッグ、過食嘔吐、今で言うニートやストーカーなどの要素が盛り込まれていて、18年前に描かれたとは思えない作品。

くちびるから散弾銃

ストーリーなどは特に無く、女友達3人が、ただただ買い物してお茶しておしゃべりするだけの漫画。今で言うガールズトーク、女子会でしょうか。
風呂なしアパートに住み、バイト代のほとんどをファッションにつぎ込む主人公サカエのダメっぷりは、オシャレ大好き女子なら、きっと共感できるはず。
バブルの頃に描かれたお話なので、「ハイレグの水着」「アライアのワンピ」など、聞き慣れないファッション用語もたくさんありますが、それもまた楽しめます。時代は違えど、ファッションや音楽、夜遊びに明け暮れた若い頃の楽しかった時間を思い出させてくれる作品です。

天才と評された岡崎京子さん。未読の方は是非一度目を通してみてはいかがでしょうか。きっと心に残る作品に出会えるはずです。

ライター:イトウウミ
健気に生きるOVER30。読書・ファッション・美容・フレンチブルドッグが好き。将来の夢は、ご長寿日本一になる事。

2012.07.03

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Written by イトウウミ

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