「イケメンWeb男子カタログ」 Vol.8

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Googirl編集部

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2011.08.19.Fri

第8回目のゲストは松本マサトさん(29)。原宿にあるWeb制作会社で、Webディレクターとして働いています。全体、そしてディティールからも伝わってくるように、かなりオシャレさんです。イケメンWeb男子カタログ初の「Webディレクター男子」に密着!

初のWebディレクター男子ということで。ディレクターになった経緯は?

(松本マサトさん 以下MM)「何か作りたい、というきもちがありました。高校を卒業してバイトしてたんですが、ちゃんと仕事をするならと考えたときに、作ることをしたいなと思ったんです。それで今の会社に入ることに」

それまでWeb制作をしてはいなかったものの、絵は描いていたという松本さん。当時はWebを軽んじていた、と今になって苦笑する。


(MM)「最初はアシスタントとしてやってました。ただ、直接モノを作る仕事は向かないと分かった(笑)。Photoshopなどは自力で勉強して使ったりはしていたのですが。その後、上と色々と話し、ディレクターを目指すことになりました」

現在で7年目だということですが、これまでに思い出に残っている仕事ってどんなお仕事ですか?

(MM)「小規模なサイトなのですが、ディレクションを最初から最後まですべて一人でやり遂げたことですね。それまではアシスタント的な仕事をしていたんですが、そのときは企画を考えることから始めました。お客さんとのやり取り、打ち合わせ、ディレクション、費用などお金周り…すべて自分主導でやらなくてはいけないので、かなり緊張しました。入社して3年目で一人で任されるようになってました。その独り立ちの状態に切り替わったときは、かなり印象に残ってます」

全くWeb系ではなかった松本さんですが、2年間で一人でもディレクション全般を回せるようになったというのは、その期間のうちに余程多くのことを吸収したに違いない。

(MM)「一人でやるようになるまでの2年間は、仕事が終わっても買った本で勉強したり、実際に手を動かして作って試してみたりと、すごい向上心があった時期ですね。今よりも…(笑)」


8年目ってどういう時期なんでしょうか? ご経験はかなり長いと思われますが、今お仕事に関してどんなことを思ったり、考えたりしてますか?

(MM)「最近ちょっとモヤモヤしてきたといいますか…(笑)。お客さんから請け負った業務をこなしているだけ、という感じがするんです。作って納品して、それで終わっていいのかという思いが生まれ始めてました。同じWeb業界、もちろん上には上がいるわけで。そんな中で、僕はサイト制作の請負しかできない…これでいいのかと考えたり」

実はtwitterで、そういった意味の葛藤だったり、戸惑いだったりする感情をすこし拝見していました。だからこそ切り込んでみた。かなりのプロともいえる経験を重ねてきた松本さんが、今そういったふうに揺れて、これからどう変化していくのかを知りたくて。

(MM)「なので最近は、作って終わりではなくて、お客さんに対して困ってることはないか聞くようになりました。提案してみたりとか。たとえばイベントに出展してみませんかとか、プレスリリース打ってみませんかとか。イベントの提案なんかもやってます。色々なフェアがありますよね。そういったフェアに出るにしても、パワポだけだとそれほどのインパクトはないので、皆の前で話すための資料を作ってお渡ししたり、工夫するようになりました。Web制作一本だけというのではなく、そこを飛び越えたところまでやりたくて」

そういったことができる関係があること、またお客さんから困っていることを引き出す能力は、長年に渡って松本さんが心がけてきた、お客さんとのコミュニケーションの取り方にあるのでないか。コミュニケーションについても掘り下げてみたい。

(MM)「お客さんと接する人は、それなりにコミュニケーション能力を持っていないといけないと思います。僕はそんなにないですけど(笑)。人と関わる中で一番大事なのは、聞くこと。ヒヤリングすることからすべては始まるので。聞かないと後で失敗しますし、そういう駄目な失敗エピソードはたくさんあります。今もありますよ。お客さんが受け答えしてくれる中で、僕らに完全に伝えきれないことって実はすごくたくさんあったりします。上手く言葉にして伝えられないお客さんもいます。それは普通のこと。相談したりするのもそのせいですね。言葉として表れていないけれど、お客さんが伝えたいこと、意図していること、困っていることを聞き取る力、汲み取る力というのが必要です。相当難しいことなんですけど、意識していることです」

今までお話を伺ってきた中で、お客さんとの関係は長そう。1度一緒にお仕事した後、リピートされることも多いですよね。リピートされる理由って何でしょう。

(MM)「そうですね。結構長くお仕事させていただいているお客さんは多いです。リピート率は高めかも。さっきの話ともリンクしてるのですが、Web以外のことも手伝ってあげることがリピートされる理由かも知れません。困ってることを聞き出すことを徹底しています。『何で?』と訊くことから入るのを心がけてたり。そうやっている中で、サイトはこうしましょう、来年はこんなことをしてみましょう、みたいに目の前のスケジュール提案だけでなくて、長期的なスパンでの提案を行ってますね」

(池田園子 以下S)そんな中で「嬉しいな」と思うときはどんなとき?

(MM)「出来上がったものが成果につながるとき。お客さんから感謝されるのも嬉しいです。特にお客さんからフィードバックがないときは、納品した後で『どうでしたかね?』って訊いちゃいます(笑)。関係が長いというのもあって、そういうことを訊きやすいんです」


「この人みたいになりたい」というように、目標としている人はいますか?

(MM)「尊敬している人はいますが、こうなりたい人っていうのはいないですね(笑)。すごいな、と思う人もいますが。尊敬してるけど目指してはいない、みたいな。僕は結構さっぱりしているタイプで…。人が進んだ道を同じように進んでも自分流じゃないし、真似できない、という考えだったりもするので。人は人、自分は自分という感じです」

ブログ「maka-veli.com」が面白く良質な情報が流れているので、読ませていただいてます。色々なネタがありますが、どういうときにアップされるんですか?またブログに「ユーモアのある人生を送りたい」ってすごい良い言葉が書かれてあるな、と気になってました。

(MM)「思いついたときに、という感じです。興味があるなと思ったことは書いてます。『ユーモアのある人生を送りたい』と入れているのは、僕はカッコつけたりすることが苦手な方で。バカみたいなことをやるのが好きなんです。サイトはターゲットがいて、その人たちに伝えるメッセージとかコンセプトがすごく大事だと思っていて、僕のそういった思いを伝えるようにしてます」

どう情報収集していますか?チェックするサイトがあれば教えて下さい。

(MM)「今はtwitterをメインに情報収集してます。有益な情報を発信するブロガーさんをフォローするようにしてます。たとえば、かちびと.netやWebデザインレシピとかの中の方がつぶやいた情報をすぐにチェックしたり。リーダーはあまり見なくなりましたね」

【松本さんがよくチェックするサイト】
Webデザインレシピ
かちびと.net
はてなブックマーク

twitterはご自身にとってどんな位置付けですか?

(MM)「twitterは『バカなことを言う場』ですね(笑)。結構バカなツイートばっかしてます。掃き溜めだったりもします(笑)。リアルの場では愚痴らないこととかちょっと入れたり。2年くらい前からやってますね。今は元々のバカなことをつぶやく用アカウントと、最近テストでブログ用に始めた、Webニュースしかつぶやかない用アカウントの2つをやってます」

この日初めて松本さんにお会いしましたが、それまでのツイートで想像していたイメージとはまったく別で、かなり礼儀正しくて物腰の柔らかい印象を持ちました。ツイートのノリや内容とリアルでの松本さんはまったく別物と認識しました(笑)。

好きな音楽は?

(MM)「ブラックミュージックは全部好きです!Tupac、Snoop、Dr.DREが昔から特に好き(ブログ名のmakaveliも、Tupacの別名からとってます)。ReggaeもR&Bも、とにかく何でも聞きますが、HipHopは割と情報追っかけてます」


お休みの日は何をしてますか?

(MM)「基本土日休みですが、土曜日は仕事をしてることが多いかも。平日の昼間は電話が鳴ったりであまり集中できないこともあるんです(笑)。だから夜とか土曜日とか、電話が鳴らない時間が空くときに作り物を集中してやっちゃいます。日曜日は溜まった家事をしたり。料理? 僕、料理はしません(笑)。わりとインドアな方です」

10年前と10年後の松本さんを知りたいです! どうしてた? またどうなっていたいですか?

(MM)「10年前は皆が引くくらいアホなことばかりしてました。だからあまり語れません(笑)」

逆に10年後については、語ることが多い模様。

(MM)「前は起業とかフリーランスになろうとか、色々考えていたことがあるんですけど、今はそう思わないですね。大変そうだから…(笑)。親しい人にフリーランスの人が数人いるんですが、常にお金の面で圧迫されているみたいですね。皆さん、とても楽しそうですけどね。フリーの道を選ぶリスクは大きいです。だから企業勤めはしているかな、と。ただ、今と同じ業界のWeb屋であるかどうかは分からない。Web以外のところにいるかも。または自社サービスが強い会社に行ってたりするかも知れません。『絶対10年後もWeb!』という考えではないです。広告とか広報にも興味があります。本は読むようにしてますね。僕はクリエィティブを自ら作れる側の人間ではないと思っていて、考案できる人になりたい。課題があれば調べるタイプの人間なんです。何か作るとなったらサンプルを100個くらい集めて、そこから考えるようにしています。10年後、プランナー的な仕事に就いてるかも知れません」

(S)プライベートでは?

(MM)「子どもがいたら親バカになってそうです(笑)。大河ドラマ『江』に出てくる『完(さだ)』ちゃんが可愛いって最近思いながら見てます(笑)。そうですね、土日は家族サービスしてるかも」

ストレス解消法は?

(MM)「そんなに強くないですがお酒を結構飲んだりします。あとは美味しいものを食べること」

Web男子をしていて死にたくなる瞬間ってありますか?

(MM)「死にたくなる、まではいったことがないです(笑)。仕事で死にたいと思ったことがないというか。ただメンタル面で落ちているときに、仕事で失敗したりするとへこみます。元々悩みとか愚痴とか、人にはあまり出さない方です。話さないですね。悩み相談を自分から持ちかけることにも慣れてません。親しい人にもあまり弱みを見せたくない。自分で解決するようにしています」


最後に、松本さんが考えるWebディレクター像とは。

(MM)「Webディレクターって、本当はいてもいなくても大丈夫なポジションだと思ってます(笑)。色んなところをつなぐパイプのような存在かな、と。そういう意味で、目指すのも実は難しいかなと。ただ、最もお客さんと接する立場なんです。だからちゃんとお客さんの思いを聞けたり、意図を汲み取ったりできる人でなければいけなくて。さらにそれをチームの人たち、パートナーの人たちみんなに正しく伝えられないといけない。コミュニケーション能力はもちろん、時間やお金を管理する力も必要。何でも屋です」

松本マサト
82年生まれ。原宿の某制作会社勤務。Webディレクター7年目。ブログ「maka-veli.com

取材/文・写真 sonoko0511 取材協力/ THE TERMINAL、東郷神社

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