「イケメンWeb男子カタログVol.25」 上村康太さん

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Googirl編集部

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2011.12.16.Fri

–イケメンWeb男子とは
一分一秒を争うスピート感溢れるWeb業界で働く若手男子のこと。

第25回目のゲストは、上村康太さん(25)。なんとこの年にして、ベンチャー企業の代表取締役副社長。
数々のメディアに取り上げられている話題のWebサービス「ソーシャルランチ」の中の人でもあります。波にのっている物腰柔らかな爽やかイケメンWeb男子に、中目黒のお洒落カフェ「333 cafe&diner」でお話を聞いてきました。

今どんなお仕事をしていますか?

上村さん(以下、U)「前職のGoogleの同期と2人で作った会社で『ソーシャルランチ』というWebサービスを運営しています。
Facebookが日本でもブームになり始めていた時期でした。名前・会社名・顔写真等の実名情報を見て、この人と会って話を聞いてみたいなと思う人も出てくるだろうと考えていました。営業などをしていると外へ行くので、他の会社の人ともつながりは持てますが、たとえば同期(現社長)はエンジニアをしていて、外に出る機会もなく、他の会社の人とのつながりは持ちにくかった。
気軽に外部の人と会えるような環境を作りたいな、と思ったのがきっかけです。社長はプロダクト面を担当、僕はビジネスサイドを担当し、事業計画の策定、対外折衝、財務、PR・マーケティングなどを担当しています」

サービス名を「ソーシャルランチ」にした理由は?

(U)「会社名がシンクランチ、というのもあります。何を目指したいかによるのですが、ちょっと流行って面白かった、というサービスにはしたくない。挑戦するからには、これまでになかったものを生み出すことが必要です。
今まで、ランチ時間を活用するというサービスはありませんでした。ランチの場合、初対面の人と会ってみて盛り上がらなかったとしても、昼休みは時間の制限があるから終われますよね(笑)。そういう意味でも夜よりランチ。初めの出会いは名残惜しいくらいでいいと思っています。興味があればその後でつながればいい。きっかけを与えるサービスです」

ソーシャルランチでペアを組むことにした理由は?

(U)「今年の5月に1ヶ月間ほどテストローンチをしていた時は、1人ずつの人が4人で参加、といった形式で渋谷と六本木限定で展開していました。そのときは利用ユーザが2,000人、ランチ成約が100件くらいの数字になっていたと思います。
このときにユーザ層がかなり限られるなと気付きました。1人行動をデフォルトにしていると、Web業界でアクティブな人しか使ってくれないだろうなと。『ペアだといけるのになぁ』というユーザの意見ももらいました。そこで、ペアも組めるという機能を入れてみたんです。するとそれが当たって、ユーザ層が広がりました。
一部のアクティブな人がいると、それにくっついてくる人が出てきます。どこかの会社の人が1人ぽこっと入ってくると、周りに伝えてくれるんですね。なので、1つの会社で5人以上はユーザとして後々入ってきてくれます」

今後ソーシャルランチをどう拡大してきたいですか?

(U)「オフラインでいる人たちにアプローチすること。オンラインがメインのマーケティングをしてきましたが、それだと空き時間にWebを使っている人、Web寄りの人しか捕まえられません。
他の人は違う。雑誌も読むし、テレビも見るしというのが普段の生活です。何かを調べるときにWebを使うというのが、一般的な感覚だと言ってもいいくらい。そういう人たちに寄ってみたいです。
最近ではWeb業界以外の人でも、スマートフォンを持つようになってきました。ゲームをしたり、アプリを入れたりして楽しむという感覚を持っているので、アプリからのアプローチをしていきたい。14日にiPhoneアプリをリリースしました。先にAndroidアプリは出ていたのですが、ついにという感じです。iPhoneユーザの方はぜひ使ってみて下さい!」

安定した大企業から一転して、ベンチャー企業設立へ。やはり起業するのに勇気はいりましたか。

(U)「多少勇気はいりましたが、まぁ路頭に迷うことはないだろうと思っていました(笑)。ただ、チャレンジするのは早いに越したことはないです。今の時期はちょうど支援者も多いですし、Facebookも上場するというのもあって、アプリとか作っている会社にはちょうど良いタイミングですね。
起業したいと思っていたことはありますが、いつかやれたらいいなという程度でした。両親に起業することを伝えると、びっくりしていました。進学校から有名大学に行って大企業に入って……というふうな、外から見ると王道のコースを歩んでいたせいか、周りには驚かれました。
父親はすぐに『お。頑張れよ』と言ってくれましたね。母親も意外とすぐ納得(笑)」

周りの環境にもきっかけは転がっていた。たくさんの細かなきっかけが1つにつながって、何かが始まるのかも知れない。
(U)「もっと色々な生き方があるんだ、と考えさせられたのは86会(今年2月に開催された、twitter経由で86年生まれの人たちが集まったオフ会)あたりです。本当に色々な人が来ていたんですよね。自由な生き方をしている人も多かった。そして社内で偶然、社長がいたことも大きいです。
仕事がすごくできるヤツだと知っていましたし。話は変わりますが、最近Zyngaの山田さんが『最近の若者はカジュアルに起業し過ぎ(笑)』と言っていたことが印象的で、この言葉を肝に銘じて大人の戦いをしていきたいと思っています」

2人で会社を経営するってどんな感じ?

(U)「2人でやることが面白いんですよね。漫才コンビじゃないですけど(笑)。それぞれが異なる役割を果たしながら、サービスの方向性や改良点など、定期的に時間を取って話し合うのが楽しい。2人で事前にネタ合わせ(企画)をして、人前で披露する(リリース)という感覚は近いと思います。ビジネスパートナーなど一緒に仕事をする仲間も増えてきているので、さらに楽しくなっています」

前職は大手Web企業のGoogle。どうしてそこを選んだのですか?

(U)「前職の会社に入った理由は話すと長くなるのですが…(笑)。大学時代に遡りますが、ネットで遊ぶことはしていたものの、当時Web業界に入るつもりはあまりなかったんです。
僕は関西の大学出身で、大体関西だと就職活動では相場が決まっていて、銀行とか商社とか古い体質の安定したところを受けるのが一般的でした。僕も大手の金融関連や商社などを受けていました。商社のインターンをしたことがあって、たまたまIT関連の部署に配属されたんです。そこで一緒にインターンをした人間がエンジニアで、学生だったんですけど、何でもできるんですね。
彼と色々なことを話しているうちに、Webって面白いぞと思ったんです。それからは方針を変更。今勢いのあるモバイルSNSの会社とか受けましたね。ソーシャルゲームの登場前です。ただ、同じWeb業界ももう少し受けてみた方がいいなと思い、前職の会社を受けました。
結果的に初めはWeb業界を俯瞰的に見たいと思い前職を選びました。新卒の頃は、ベンチャーに飛び込む勇気がなかったとも言えるかもしれませんね。プラットフォーム側に入って見られる物事、そして価値はあるだろうと感じ、2年半広告営業として働いていました。それから退職し、会社設立という流れでした」

3~5年後のイメージは持っていますか?

(U)「事業自体のビジョンは明確なんですよね。お昼の時間を有意義に活用して、気軽に会社間の交流を、ということですから。これまでになかった文化を作ったと思っています。だからこそ、数年後にどうなるかなどは想像ができないです」

好きなWebサービスを教えて下さい

(U)「『食べログ』です(即答)。それを使うことによって、何かが得られるWebサービスが好きなんです。この思考は自分たちが作っているサービスにつながってるかと思います。何かをやることによって、実生活において意味が発生するサービス、生きる中でプラスに働くサービスが好きで、それを目指してもいます」

その他上村さんが注目しているWebサービスは、
Cyta.jp
プラベートコーチが見つかるサービス

Web以外の注目のサービスは、
Sow Experience
体験をギフトとして贈ることのできるサービス

子ども時代はどんな感じでしたか?

(U)「目立ちたがり屋でした(笑)。劇の主人公やりたい人、と訊かれたら手を挙げるタイプでしたね。中高は男子校でした。高校の途中までテニス部を続けていたんですが、途中から同好会へ。当時ハモネプが流行っていたというのもあって、奈良でグループを結成しました。大仏殿の近くで修学旅行中の学生に、歌声を披露していた記憶があります(笑)」

影響を受けた本や映画などがあれば教えて下さい

(U)「人の人生を描く作品が好きなんです。たとえば『幸せのちから』や『天使のくれた時間』などです。人生における幸せとは何だろう、と考えるきっかけになります。青春系も好きです。上手くいくかどうかなんて分からないけれど頑張る、というのがいいんです。今は人気の歌手が無名時代を振り返るような番組も好き。ドキュメンタリー好きです」

起業したい人に向けてアドバイスをお願いします

(U)「一緒に始める仲間を見つけることです。信頼できる相手に限ります。ただその信頼は『友達としての信頼』としてではなく、働く仲間としての信頼。どういう仕事をするのか分かっている相手が理想です。
同僚でも、同じ会社でも、取引先でもとにかく一緒に仕事をしたことのある人とした方がいいでしょう。私生活での顔と仕事での顔は全然違うと思うからです。
あと『こいつはすごい』と思える相手と仕事をすることも重要。テレビで芸人さんたちが『芸人交換日記』という、コンビ同士で交換日記をする企画を見たのですが、あれはまさしく起業家のバイブルですよね(笑)。いつの日か社長と今を振り返ってやってみたいです」

上村康太さん
86年生まれ。シンクランチ株式会社 代表取締役副社長。今話題のWebサービス「ソーシャルランチ」を運営。

取材/文・写真 sonoko0511 取材協力/333 cafe&diner

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