「イケメンWeb男子カタログVol.16」 田村健太郎さん

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Googirl編集部

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2011.10.15.Sat

–イケメンWeb男子とは
一分一秒を争うスピート感溢れるWeb業界で働く若手男子のこと。

第16回目のゲストは田村健太郎さん(25)。なんと、その若さにして会社の代表取締役。著者とは約1年前に86年生まれの集まる飲み会で知り合っていて、今回ついに登場してもらったかたちです。社長らしからぬ物腰の柔らかさ、またどんな写真にも応じてくれるノリの良さ(笑)…そんな癒し系Web社長な田村さんと恵比寿銀座界隈でお話してきました。

今はどんなお仕事を?

田村さん(以下、T)「Web出版の仕事をしています。Webのことはあまり分からないという出版社さんと組んで、電子書籍を販売するストアを作ったり、どういう戦略で電子書籍を販売していくかやってくかなど相談を受けたりしています」

どんなジャンルを電子書籍にしたいという要望が多いのですか?

(T)「色んなジャンルがありますが、主に3つあるかと。IT系の本、実用系の本、学術書です。
IT系の本はITの専門分野に特化したもの。実用系の本はスポーツや趣味など。学術書は大学や研究で使う本ですが、重たいので持ち運ぶのが面倒ですよね。PDFにしているので検索するのも楽です。これまでのような重たい教科書を持ち運ばなくてもよくなる感じです。

電子書籍を買う人はどんな層の人が多いのでしょう?

(T)「電子書籍を買う人はやはりWebに詳しい人が多いです。電子ファイルの使い方を分かっている人というのでしょうか。年齢層でいうと20~40代ですね。あと50~60代の人も多いです。時間に余裕があるので本をたくさん読みたいという人たち。男性の方が多い印象です。男性寄りの本の方が多く出ている、という要因もあるかと思います。
アメリカだと電子書籍が浸透していて、市場全体の1/8が電子書籍となっていますが日本はまだまだこれからなので、今後は変わっていくはず」

実は田村さんは私と同じ86年生まれで、お若いけれど社長。そもそも社長になったきっかけを聞きたいです!

(T)「どうして社長になったかという話なんですが、これが割とややこしいんですよね(笑)。学生時代だった4年くらい前に2人で会社をやっていました。僕ではないもう1人の人が社長をしていました。当時は請け負いの仕事をしたり、サービスを作ったりといった仕事。その頃からコードも書いていました。
そんな中昨年の春、代表が抜けたんです。海外に行くとかで。そこで僕が自動的に繰り上がって社長になりました(笑)」

いわゆる「大学卒業→企業に就職」という一般的な道を辿らず、「学生で起業→卒業してそのまま社長」という道を進んでいらっしゃいますよね。それについては?
(T)「大学を卒業して、大きな会社に入って出世できるイメージがなかったんです(笑)。僕がちょっと一般的な路線ではなく、ちょっと違う路線というのもありまして。あと曲がったことができないのもあります。またやはり、自然と社長になっていたという理由もあります」


社長になってから変わったことはありますか?

(T)「社長になって変わったこと…全然ないかも(笑)。学生時代から会社を作って活動していた、ということもあって、変化を感じにくいです。ただ肩書きが変わっただけ。仕事が増えました。普段『社長』とは書かないようにしています。代表取締役とは書きますが。
ベンチャーの社長ってあまりすごくないと思ってて。例えば売上1億の会社の社長なら、1億円を動かすことはあっても、どこかの会社では2億円動かす事業部長もいるでしょうし。そういう面で言うと特にすごくないな、と」

社長になって「苦しい」「悲しい」と感じたエピソードを教えて下さい。

(T)「通帳を見て悲しくなることはありますね。またキツい目標を立ててそっちへ向かっていくので、それは苦しいこともあります。
目標の立て方ですか? 目標は高めに設定してます。ギリギリいけなさそうな感じだけど、気合いでどうにかギリギリいけるかなというレベルの目標を立てるようにしています。2度とこんなことはやらないと思いつつ、それをクリアするとまたやってしまうことも(笑)。
あまりガツガツした感じにはしていないですが、達成しないと仕方ないですし、下手すると食べていけなくなりますし、そこは真剣です。また自分が目標を立てて自分で投げているので、人のせいにはできない。指示している自分、実行している自分がいて、その2つは別人格な感じです」

昨年は漫画投稿サイト「MANGAROO」を特に押して活動されていたと思うんですが、MANGAROOをリリースしたきっかけは何だったのですか?

(T)「MANGAROOは、iPhoneで何かしたいと思ったことがきっかけで作りました。読みたいと思った瞬間に読めたらいいなという考えです。2009年8月にリリースしました。またアマチュアでも良い写真を撮る人がたくさんいるのと同じように、プロでなくても良い作品を描く人はたくさんいます。そんな人たちがプロとしてデビューしなくても食べていけるようになったら良いな、という想いも込めて作りました。
ただ昨年秋くらいから方向転換をしていて、今はMANGAROOだけではなく、マンガ以外の電子書籍の仕事にも注力しています」

高校生までの田村さんはどんな子でした?

(T)「昔からやはりメインストリームにいたことはなかったです(笑)。中学受験をしたんです。なので小4から塾に通ってて、小学校を休んだりもしてました。勉強してましたね。それで中高一貫の男子校に入って、運動部とかに入ればメインストリームな感じなのですが、鉄道研究部へ入部したりして。そこでおたくになれば良いものの、そうなりたくない自分もいて。そう思いつつも副部長をしてました。
当時読書をしていて経営が面白いなと感じ、コンサル・経営に携わる・起業する、のどれかをしたい考えるようになりました。大学受験は真面目にやらなかったなと思っています。ただ、とにかくスパルタ教育な中高でした。中の人からは『受験少年院』と呼ばれる学校(笑)。成績が悪いと進級できないんです。10人くらい辞めちゃう。成績が悪いと詰められるので。僕は反発しつつも順応していくタイプでした。
男子校のノリは楽しいですね。同年代の女の子と話さないという期間が6年続いたわけでしたが(笑)」

大学時代はどんな生活を?

(T)「経済学部に入ったんですが、うちの大学は経済が男子8割、女子2割という割合なんです。そもそも女の子と接するスキルがレベル1だった当時なので、勝てませんよね(笑)。
大学の学園祭実行委員とかを当時してましたがそれに飽きて、キングというインカレに大1の5月くらいに入りました。東大・慶応・早稲田・一橋の4大学で構成されている、ビジネスコンテストのインカレです。1年半しかいられないというのが特徴。イベント2回目(2年目)で卒業しないといけないんです。そこで受けた影響はありましたね。
起業する人がすごく多かったです。先輩で起業した人もかなりいます。会社を作った後も支援してもらえたのはありがたいです。ビジコンに参加するのは大3、4の人が多かったのですが、年上のその人たちにアドバイスする立場にいたので、年齢をあまり意識しなくなりました。その頃から、社会人並みに目線が上がっていたと思います」

Webと出会ったのはいつでしたか? どう使っていましたか?

(T)「中2くらいですね。日記を書いたり、簡単なサイトを作ったり、メルマガを作ったりしていました。狭い空間にいながらも色々やっていました。リアルから逃げるためにネットをしていたかも(笑)。高校時代は調べものメインで、大学に入ってからはmixiに登録して活動してました」

同じですー(やや興奮気味なインタビュアー)! メル友募集とかの掲示板流行ってましたよね。そこでメル友募集してメールしたり、文通したり、プリクラ交換したりとかしませんでした(笑)?
(T)「分かります(笑)。文通まではしたことありますが、プリクラ交換はなかったですけど(笑)。個人的に、中高生時代にブログではなく、自分のWebサイトを持ってWeb人格で活動していた人は信頼できます(笑)。仲良くなれる率が高めだと最近感じてます」


3年後、5年後はどうしていますか?

(T)「3年後は電子書籍が世の中であたりまえになっていると思いますが、そのときに会社が今のままか、もっと売上を伸ばしているか、上場を目指しているかは分からないです。5年後はその延長線上にあるのかなと感じます。あまり考えないようにしています」

オフではどうなっていますか?
(T)「オンしかないイメージです(笑)土日だと午前は仕事をして、午後から夜は遊びに行って、夜また戻って仕事といった感じなので。オンオフがあまり分かれていないです」

どんな人と働きたいですか?

(T)「自分で物事を考えられる人と働きたいです。目標とそれに対するリソースを渡すと、細かいことは自分で決めていける人が良い。自分のスタイルを決められる人ですね。他の人がこうしてるからこうとか、そういう考えではなく。また長時間働けば良いんだ、とかでもなく、最も成果を出せる方法を自分で考えられる人が良いです。
昔とは考えが変わったのですが、最近は何か1つ光るものがあって、かつ自分で考えられる人を採用することにしています。優秀な人は独立していきますね。1つ光る部分はあるけど…という人に来てもらいたい。
僕が面接をしてます。うーん、ちょっと…という人は、話す内容で1分くらいの間に分かります(笑)。予めその人のソーシャルメディアの情報を見ても分かる。話してみて加点されることがあればOKといった感じです」

社長になりたい、会社を持ちたい人へアドバイスを

(T)「会社を作れば良いのではないでしょうか(笑)。会社を作りやすい時期というのはあります。僕が会社を作った頃は今と比べるとかなり厳しい時期でした。逆に今はバブル時期。会社を作っただけで投資してくれるところが増えています。また技術がなくても面白いことをしていれば支持してくれる。できるだけ早く作った方が良いと思います。
そういう意味で、最近会社を作った方がうらやましいです(笑)。今までの4年なんだったんだ、と(笑)。ただ近年になって、最近会社を作った人たちと同じ条件で投資を受けるようになったのは嬉しいです!」


田村健太郎
86年生まれ。株式会社モバキッズ代表取締役。趣味はサッカー観戦。FC東京が好き。落語を観に行くことにもハマっている。

取材/文・写真 sonoko0511 取材協力/torch cafe

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