「イケメンWeb男子カタログVol.13」 小禄卓也さん

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Googirl編集部

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2011.09.23.Fri

第13回目のゲストは小禄卓也さん(26)。エンジニアtypeでWeb記事の編集/ライターとして勤務中。ハマっていることはカポエイラ、そして陶芸! かなりアクティブで自由なスタイルを持つ、オシャレWebエディター男子に下北沢でお話を聞いてきました。

今はどんなお仕事を?

小禄さん(以下、K)(K)「エンジニアtypeというサイトで、記事の編集・ライティング・取材などをしています。ちょっとカタい話をしますと、エンジニアtypeでは技術者のこれからの働き方を読み解くことが基本コンセプトとなっている媒体です。色々な角度から切って、真面目な企画からふざけた企画まで、幅広くやっています。これまででも、賛否両論ある企画もありましたね。今は3人で週2回、計5~6本の記事を更新しています。みんな何でもやります(笑)」

小禄さんにとって「編集」ってどういうことですか?

(K)「実は異動したのが今年なので、編集歴4ヶ月のぺーぺーなんですが(笑)。1つの物事に対して、その人オリジナルの切り口で物事を語ることかな、と思っています。
上司が言っていたのは、あるテーマがあったとき、どういう視点で見て、どういう切り口で出すかを考えるのが編集だということ。ただ単に面白いことを考えているだけではいけないんですよね。
ターゲットに伝えるためには、誰に話を聞くのか、またどういう形式で聞くのか考えなくてはいけないので。また聞いた話も全部ではなく、編集者の視点で内容を抽出します」

エンジニアtypeは今年誕生したばかりの新しいメディアですよね。メディアとして考えてきたこと、また心がけてきたことはありますか?

(K)「今は、やろうと思えば誰もが記事を書けるような時代じゃないですか。アルファブロガーが記事を書けば、相当数のPVが稼げますし。その点、エンジニアtypeは新しいメディアなので、ユーザー的にはまだ『こいつらは何者じゃ』というような感覚があるんじゃないかと思ってます。認知されるのも難しい。そのため、自分たちのキャラ付けをどうやっていこうか、ということは編集部で常に考えてきました。
『こういうタイプのメディアです』ということを定着させることが大事かな、と。今は、どうすれば興味を持って見てもらえるかが課題です」

大変だったエピソードはありますか?

(K)「1度、僕の担当した記事でちょっとした騒ぎがありまして……。2ヶ月ほど前にコラム記事をリリースしたのですが、文章力とか編集の力など、色々と未熟な部分が出てしまい、Web上でかなり叩かれてしまった経験があります。
当然ですが、読者から見ると、編集経験が4ヶ月だろうが1年だろうが“プロの編集者”という認識なんです。中途半端な記事を書くと、本当に伝えたい事が読者に伝わらないんだ、と痛感。そのときばかりは心が折れかけました(笑)。
どんな仕事でもそうですが、プロ意識が大事だなと改めて感じましたね。その頃は媒体としても注目を集め始めていて、良い記事を書こうとガンガン進んでいましたが、いったん冷静になれよ、と言われたような気がしました。今はその頃と比べて、良い意味で慎重になっています。この記事はおもしろいのか、止まって深く考えるようにもなりました。ただ、悪い言い方をすると、最近はあまり思い切って攻められてないな、とも感じます」

今年で異動されたということですが、社会人になったばかりの頃はどんな仕事をしていましたか?

(K)「@typeで求人広告の制作をしていました。求人広告のコピーライターで、取材して話を聞いて、写真を撮って、ボディコピーや記事を書いたりというかたちです。最初は野に放たれる感じでした。3ヶ月間研修があって、Photoshopなどの使い方からみっちり学びましたが。最初に作った広告とかは、今思うとへなちょこだなと感じますよ(笑)。
研修後は先輩について取材同行をしていました。1年くらいして、1人前になります。入社して半年で横浜に異動しました。当時、本社の制作部は4、50人くらいいましたが、横浜は3人だけ。うち1人がマネージャーで、僕含めて残り2人がメンバーで。その分、早めに1人立ちしなきゃなという思いがなおさら募って頑張りました」

初めて1人で担当した取材のことは覚えていますか?

(K)「営業さんに足を踏まれた記憶があります(笑)。早く終わってくれ、という意思の表れだったようです。1人デビューした最初の仕事だったので、良い情報を聞こうとして頑張っていたんですけど。
ただ、営業は時間がないから早めに回したい、制作は素材となる話をじっくり聞き出したい、というお互いの相違点があることに気づいて。当時はその埋まらない溝を嘆きました。でも、その企業さまで採用ができたことは嬉しかったです!あの時の喜びは、今でも忘れられません」

取材のとき、取材相手から話をどんどん引き出すために、意識していることは?

(K)「ある程度のマナーは守りつつ、素でいることです。もちろん敬語とかはTPOをわきまえて。ここまではイケるなという、ギリギリのラインで適度に砕けたコミュニケーションを取るように努めています。
スーツで行く取材もあれば、勉強会のようにシャツ+ジーンズでラフに行く場合もあります。
僕の出身ですか?関西です。関西出身というお得感は確かにあるかも知れません(笑)。ノリの良い人だと認識されやすいので。お笑いはむちゃくちゃ好きですね。なんばグランド花月は、僕にとって聖地ですから!」

新しい企画を考えるときはどうしてますか?

(K)「見たニュースからネタやテーマをピックして、これをどうこうしようとか、座談会でこのテーマで語ってもらおうとか、自分が普段考えていることをエンジニア業界に置きかえてみるとか。音楽を聴いているときに、これええやんと思ったタイミングで、何かひらめくことも。
ネタは探そうとして見つかるものではないので、普通に生活をしている中で自然に思いついたり発見したりしますね。最近では、『徹子の部屋』みたいな形式で、トップエンジニアの方に司会として出てもらって、悩みを持ったエンジニアの参加者をバッサリ切ってもらう企画なんか面白いな、とか考えました。まぁ、編集長にボツられましたけど(笑)。
おふざけ記事を真剣に考えることも重要ですね。一緒に働いているのは、編集経験を3年間みっちり積んできた同期と、真面目な編集長の2人。僕ら2人はふざけた企画を出しても、編集長がこれはないでしょーと言ってくれるので、媒体的にもバランスが保たれている気がします(笑)」

3~5年後はどうなっていますか?

(K)「正直なところ、分からないですね。元々はコピーライターになりたかったんです。求人広告ではなく、マス広告のコピーライターですね。そもそものきっかけは、自分が話した内容や言葉で感銘を受ける人がいたり、何かしらのアクションを起こしてくれたりするのが嬉しくて。だから、自分がもっと色んな経験を積んで、その経験をもとにした発言がきっかけで、より多くの人が動いてくれたら良いなと思ってます。
特に求人広告はピンポイントでその人を動かせるんですよね。転職は人の人生の中で、ものすごい決断でもあります。僕自身、そういうコピーに影響されて入社した感じですが(笑)」

記事を書く仕事を手放しても良いんですか?

(K)「編集者とか記事を書く人というのは、読者に情報を提供しないといけないじゃないですか。そうすると、書き手はその物事に精通していないといけないんじゃないかっていう気持ちが強くて。偏見かも知れないですが、これって何だか上から目線な気がするんです。それが自分に向いていない気がして。まだ編集スキルの引き出しが少なかったり、経験が浅いからそう感じるのでしょうけど。僕としては、もっとユーザと同じ目線で伝えたいなと感じています。
今の感じで情報を提供していると、えらそうな感じがして実は恐縮してしまっているんです。ただ、上司にこういう話をしてもお前は経験がまだ足りないからじゃないの、と言われて終わります(笑)。ただ、学べるところはたくさんあるので、できる限り学ぼうと。勉強する期間ですね。
今後、編集者の仕事をもっと面白いと感じ始めるかも知れないし、大好きなジャマイカやブラジルにいるかも知れないし、どうなるか分かりません。南米の人たちってゆるく、楽しそうな生きているんですよね。日本みたいにWebが発展しているわけではないですが、ワイルドな感じで生きてるところ、感情むき出しなところが人間らしくて好きです」


Webの仕事か、そうでないかにもこだわりはないと?

(K)「そうですね。僕は基本的に、リアルな世界の方が楽しいと思っている人間なんです。自分で経験したことを信じたいというか。それが一番正しい情報だとも思っています。
ネットの情報を鵜呑みにしたくないですね。だから必ず裏を取ることにしています。自分で見たもの聞いたもの以外は、素直に信じない。そういう意味では、取材に行って話を聞いてきた内容を人に伝える今の仕事は面白いですよね」


今ハマっていることは?

(K)「陶芸ですね。先日栃木で陶芸をしてきました。職人ぽいことが好きなんです。コピーライターという仕事も職人寄りの仕事だと思います。一球入魂、というイメージが良い。自分自身、煩悩だらけの人間なので、1つのことをずっとやっている人に憧れるという面もあります。
陶芸の話に戻りますが、実際に陶芸家になりたい時期がありました。去年くらいですね。ものづくりは昔から好きでした。そういえば、幼い頃に親からパン屋になりなさいと言われていたこともありましたね(笑)。
小学校の図工の時間に粘土でコップを作ったり、手動の轆轤で何かを作ったりしたことがあったのですが、かなり楽しかったのを覚えています。今度は、西の方の焼き物をやってみたいと思っています。あとはカポエイラです。大学3年の頃に行ったブラジルで魅せられて、それから続けています」

今回「イケメンWeb男子カタログ」に登場していただいていますが、普段からもイケメン扱いをされていますか? また、ぶっちゃけ、何男子ですか?

(K)「ごくごく少数からですが、稀にイケメン扱いをされることがあります(笑)。そういう方たちは、超マイノリティーかと…。ぶっちゃけ何男子なのかということですが、変わってる男子、なんじゃないでしょうか(笑)」


Webメディアでのライターや編集者を目指している人たちへアドバイスを!

(K)「僕がアドバイスなんてして良いんでしょうか(笑)。私事になりますが、実は今もmixiで日記を書いている人です。地元の友人以外、ほぼ誰も見てないから自由に書けるんですよね。これは『mixiはオワコン』と冗談半分に言われている良い点でもある。
今やブログやtwitterなどだと、自由に言えないですよね。mixiのマイミクには仕事関係の人などはいないので、妙に真剣な話からしょうもない話も書けてしまいます。ポエムとかも書けちゃう(笑)。これからは、半分本気で歌詞とかも書いてみようとか思ってますね。
昔、GREEで1ポエム書いたことがあって、意外と評判良かったんですよ。書く人になりたければ、まず書くべき。そしてそれを公開すべきです。みんなの反応が分かるから。人の反応を知るのは大切です。受け入れられるかそうでないか、感覚を掴むこと。路上詩人的なかたちで、路上に出てみるのも良いかも知れません。アナログに進出してみるのはありです」

小禄卓也
85年生まれ。「エンジニアtype」でWeb記事の編集/ライター。


取材/文・写真 sonoko0511 取材協力/ FREE FACTORY

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