「働くイケメン男子Vol.6」 獣医師・一萬田正直さん

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Googirl編集部

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2012.03.10.Sat

本シリーズ初の医療業界男子が登場です。大学卒業後、獣医師になって約1年の一萬田正直さん(25)に密着。普段なかなか聞けない、獣医師さんのお仕事について聞いてきました。ペットを飼っている人には特に興味深い内容であることでしょう。真面目で努力家、そして落ち着きオーラのたまらない、ステキなイケメンと恵比寿でお茶を飲みながらお話を聞いてきました。


今どんな仕事をしていますか?

一萬田さん(以下、I)「犬と猫の診療をしています。診察は、病気の治療と病気にならないようにする予防診療の2つを中心に行っています。予防診療は仔犬・仔猫の時の複数回接種する混合ワクチンと、それ以後の毎年1回のワクチンや狂犬病ワクチンの対応などをしています。少しずつ経験を積むにつれて、病気の診察も増えています。」


働く前と比較して、働き始めてから仕事のイメージは変わりましたか?

(I)「想像していたよりも仕事が楽しいです。それまでは生命科学という座学として取り組んでいましたが、臨床の現場は座学だけでは分からない、喜びの苦悩があります。
また獣医療は動物に治療を施す仕事ではありますが、人とのコミュニケーションも重要だと働き始めてより強く感じました。最新の獣医療を施すだけが、現場の獣医療でなく、常に今目の前にいる動物とオーナーさんが楽しく暮らせるのはどの方法だろうかと、考えるようになりました。」

働き始めて1番大変だったことは?

(I)「病気の子が来た時、血液検査・レントゲン検査やエコー検査など色々な検査がありますが、「うんちの検査」・「おしっこの検査」といった排泄物の検査も非常に重要で、検査する機会も多いので、日に2ケタ以上「うんち」や「おしっこ」を見る日があります。排泄物との格闘(いきなり下痢した時にかわしたり、時にはくらったり)する時もあります笑
最初は苦戦しましたが、「うんち」や「おしっこ」など排泄物は沢山の病気の情報を秘めているので、おろそかには決してできません。また緊急時の対応など、座学では中々学べない事項に関して、上司がいなければ対応しきれず、実力不足を痛感することもまだまだあります。
診察で言えば猫の診察です。猫は犬に比べ、症状が出た時には病態がかなり悪化していることが多いので、注意が必要です。」


働き始めて1番嬉しかったことは?

(I)「仕事として当然の事だとは思いますが、飼っている子が元気になり、オーナーさんが喜んでる姿を見るのは嬉しい事ですし、仕事の励みになります。また診療と共に、病気の疫学調査も行っているので、それを所属している病院グループ全体で行っていく事が決まったのは嬉しい事でした。まだ「カタチ」として外には出ていませんが、共有し、獣医療に貢献出来ればいいと思っています。」


1日の仕事スケジュールを教えて下さい

勤務時間は10:00-19:30
9:15 出社、動物の面倒を見る、MTGなど
10:00~ 午前の診療
12:30~ 預かって行う検査や手術。昼食休憩も含みます。
15:30~ 午後の診療
夜 MTG、勉強など


獣医師になろうと思ったきっかけを教えて下さい

(I)「ありがちですが、自分の家で飼っていた犬が亡くなったことがきっかけです。今までに3頭飼っていて、うち2頭は中3、高3の時に亡くなりました。中3の時飼っていた子は亡くなる前に動く事もままならず、殆どごはんを食べなかったのに、僕が手に載せ差し出したものを少しですが必死に食べてくれました。ごはんを食べてくれて少しよい兆しが見えたのかなと、心が落ち着いたその翌日にはその子は亡くなってしまいました。
今思うと助けるつもりであげたごはんでしたが、あの時不安に駆られていた心境から逆に助けられたと感じます。あの時ごはんを柔らかくしてあげるという選択しかなかった悔しさと救いたいと思った事が根底にずっとあると思います。」


獣医師さん同士での交流はありますか?

(I)「卒業してからは学会で会う事が多いですね。あとは獣医師を集めたFacebookのグループもあり、その中で情報交換をすることもあります。また地域の獣医師会での勉強会などもあります。
自分は大阪や山口の獣医師の同期の子たちとスカイプと画面共有のソフトを使って勉強会をやっています。とカッコつけましたが、実際は始終真面目な勉強だけでなく、一年目としての愚痴を共有しあったりもしてます笑」


仕事をしながらも、勉強し続けることは必要ですよね?

(I)「必要だと思います。というよりも勉強し、知識を吸収する事は単なる習慣で、仕事をするということはその習慣があって、その上で新しい「カタチ」を創っていくことが仕事だと思います。その点自分はまだまだ仕事不足だと思います。偉そうな事ほざいてますね笑」


5年後はどうしていると思いますか?

(I)「選択肢の1つとして海外、特にアメリカへ行きたいです。病院に所属はしていると思いますが、行かせてくれると良いな~。5年後も今と変わらず、とにかく自分の出来ること・目指す事を精一杯やっていきたいです。5年後も一日一日出来る事を、昨日と同じ今日、今日と同じ明日を過ごしていると思います。」


休みの日は何をしていますか?

(I)「外に出て読書することが多いです。週一回くらい母校に行ってます。大学の図書館は、卒業生として無料で利用できるので、文献や教科書をよく読みに行っています。参考書は数万円単位のものが多いですから、大学で読むに限ります笑
あとはラーメンの食べ歩きですね。近くの町田・相模原近辺は美味しいお店が多いですよ。」


獣医師を目指している人へアドバイスをお願いします

(I)「獣医学科を目指す小中高生の学生は今の生活を精一杯楽しんで、受験期だけガリガリ勉強してくれればイイです笑
獣医学科の学生に伝えたいのは、獣医師として何がしたいのかにもう少し加えて、獣医師として獣医療に、社会にどうアプローチし役立てるか考える事が出来たらイイかなって思います。獣医師として何がしたいの無いのなら、一旦横道にそれて、何がしたいのかを全力で探せばいいと思います。とにかく遮二無二取り組めばおのずと見えてきます。
自分も職業として不安や不満を覚え、獣医学科をやめようと思った時期・獣医療以外の勉強ばかりしていた時期がありますから笑
いづれにしても自分自身、自分置かれている現実は自分でしか変えられない事を忘れずに一日一日積み重ねていって下さい。

一萬田正直さん
86年生まれ、獣医師。
病院
FBページ

取材/文・写真 池田園子 取材協力/CAFE PARK

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