愛は痛みを取り除けるか?

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Googirl編集部

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2011.08.16.Tue

『愛は何よりの薬である』というのは、ただの都市伝説ではないようである。激しい愛情は痛みを和らげることができるという新しい調査結果が出たのだ。

スタンフォード大学の研究では、熱愛中だという15名の大学生の脳をスキャンし、愛と痛みの関係を調べた。この研究では、8名の女性と7名の男性の脳にスキャナーを設置し、痛みを与えた時の体の反応を測った。調査したのは、3つの異なる状況下での痛みの反応についてだ。まず一つ目の状況は、知人の写真を見たときの反応をみる。次に、自分の最愛の人の写真を見た時の反応を、そして最後に、気晴らしになるような簡単ななぞかけを与えられた状況下での脳の反応を調査した。

この研究結果によると、知り合いの写真を見た状態と比べて、最愛の人の写真を見た状態では、中程度の痛みを40%ほど軽減させ、重度の痛みを10%~15%程軽減する効果があったそうだ。
気晴らしのタスクを与えた場合も、同じようなレベルの疼痛緩和の効果はあったそうだが、気晴らしの鎮痛効果と愛の鎮痛効果は脳の別の経路で発生しているということがわかっている。
愛による鎮痛効果は、脳の報償中枢に関係するものであり、気晴らしのタスクを与えられた時の鎮痛効果は、主に認知経路によって起こっているそうだ。今回の調査結果は、PLoS ONEという専門誌に公開されている。

他の研究では、ロマンチックな恋愛が、脳のドーパミンシステムにどのような作用を与えるのか、ギャンブルやドラッグを使った時の行動と比べてどのような働きがあるのかなどを調査している。研究によると、最愛のパートナーの写真を見ると、ドーパミンのシステムが他の脳のシステムに影響を与え、アヘン類縁物質や鎮痛効果のある物質を脳内で放出させ、’ランナーズハイ’のような状態を創りだすそうだ。

マックリー博士はこう語る。『生活の中で、喜びを感じられることを見つけてみてください。愛する人と恋愛したり、素晴らしい音楽を聞きに行ったり、良い本を読んだり…。そうすると、この脳の報酬中枢にある報酬システムが作動し、最終的にあなたの苦しみを減らすことができるんですよ。
また、今回の調査結果は、医師が患者との関係を模索するのにも役立つでしょうね。』実際の経験を元に、マックリー博士は現在、患者の持つ痛みを軽減させようとするだけでなく、楽しく気晴らしできるような活動にも焦点を当てているそうだ。どのように患者と話し、どのように彼らを理解するか、ということをよく考えるようになったという。また、人間関係が患者の健康状態に大きな影響を持っているということにもっと注意を払っているそうだ。

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参考記事:Love and Pain Relief

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