どうせ言わないけど…一生に一度は言ってみたかったなと思う言葉
生きているうちに1回は言ってみたい……憧れの台詞はありませんか? 自分には似合わなかったり、環境やさまざまな原因で合わなかったりするものの、できれば1回くらいは言ってみたい……。誰しもがそんな言葉のひとつやふたつ、あるのではないでしょうか。
ここではそんな、「一生に一度は言ってみたいと思う言葉」を聞いてみました。
一生に一度は言ってみたいと思う言葉
「お金のことなら心配しないで」
「一般家庭で育った私。おもちゃを買ってもらえるのは誕生日とクリスマスだけ。大学は奨学金で通った。自分が親になった今ならそれが妥当だなと思うけど、子どもに行きたい学校があるって言われたら 『お金のことなら心配しないで』って言えるようにしたいな……。
と思っていたら、子どもが行きたいと言っている大学の学費がべらぼうに高いところで、『お金のことなら心配しないで』とは気軽には言えない額だった」(40代/公務員)
▽ お金のことなら心配しないで! と言って子どもを励ましてあげたいもの。とはいえ、実際問題お金をすぐに集められるわけではありません。気持ちの面ではお金の心配をしてほしくないですが、現実はそう甘くはないのです。
「ごきげんよう!」
「小さい頃に漫画で読んだ、『ごきげんよう!』っていうあいさつに憧れてた。
でも、どう考えてもごきげんようって言うような階級では育っていない私。『ごきげんよう』と言わないまま30年以上たったけど、一生のうちに1回くらいは言ってみたかったなと思って、この前友達と会ったときに『ごきげんよう!』ってあいさつしたら爆笑された」(30代/看護師)
▽ 少女漫画では、お嬢様学校に通う生徒が友達同士で「ごきげんよう」とあいさつしている光景が描かれているもの。とはいえ、普通に生きていたらなかなか「ごきげんよう」と言い合うような環境はないですよね。
憧れをこじらせたすえ、長年の友達にあいさつがわりに言ったところ、大笑いされてしまったようです。
「もう少し小さいサイズはないですか?」
「生まれたときからぽっちゃり体型で、人よりも重めの発育状態だった私。そのまま大人になって、今では自分の体型を受け入れてはいるけど、でも一生に一回でいいから試着室で『ちょっと大きくて……。もう少し小さいサイズはないですか?』って聞いてみたかったなぁ」(20代/介護士)
▽ 試着室で店員さんに頼むのは、毎回「もう少し大きいサイズはないですか?」の言葉。物思いついた頃からぽっちゃり体型だったため、「もう少し小さいサイズはないですか?」という言葉に憧れているようです。
「食べても太れない体質なんだよね」
「どちらかというと細身で、胃下垂のせいかよく食べるけど太らない体型。周りの子にうらやましがられるけど単純に体質だし、個人的にはもうちょっとふっくらしているほうが女の子っぽくていいなって思ってる。
だから『食べても太れない体質なんだよね』とか、『もうちょっとぽっちゃりしたい』とか言いたいんだけど、どう伝えようとしても角がたつから言えないまま今日まできた」(30代/メーカー)
▽ 食べても太れない体質だということを伝えるのは、どんな伝え方であろうと角が立ちやすいもの。体型をうらやましがってくる相手にはなおさら伝えられませんよね。